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上祐史浩・一般向け講義【2017】

第348回『仏教思想と最新科学の一致・総集編:物理学から脳科学まで』(2017年11月5日 大阪 65min)
(2017年11月 6日)

仏教思想と最新科学の一致の総集編である。量子力学・宇宙物理学・脳科学・心理学などの最新理論が、仏教・道教などの登用思想の世界観や幸福観によく一致している。

1.量子力学の不確定性原理
物質現象と人の観測行為との繋がり(物質と意識の繋がり?)を示す。
大乗仏教の唯識思想も、物質存在は意識と無関係には生じないと説く。

2.量子力学の量子もつれ・量子テレポーテーション
遠く離れた二つものが一体として存在する。宇宙・世界の一体性を示す。
大乗仏教も、万物が相互依存・密接不可分に交流していると説く。

3.宇宙物理学のビッグバン理論
宇宙の万物は一点から急膨張して出来たビッグバンから生まれたものである。
大乗仏教も、万物は、根源仏(真如・如来蔵)の現れと説く

4.脳科学の量子脳理論
意識を司るのは、脳細胞ではなく、その中の量子であるから、死んでも意識は残り、量子もつれ現象により、意識は宇宙全体と繋がり得る。仏教の死後の意識や、万物と一体となる悟りの境地に通じる。

5.脳神経科学に基づく心理学
人間の生命の維持のための脅威への対処・衣食住を確保する意欲・喜びをささえるアドレナリン・ドーパミンなどの神経伝達物質・神経細胞が、生存欲求よりも、承認欲求が重要な現代社会では、過剰反応や麻痺を起こし、適応不全を起こしている。

6.現生人類(ホモサビエンス)の歴史と欲求の変化
数十万年前に生まれた現世人類は、自然の驚異に対して集団をなし、技術を開発し、現在の先進国は、国民全体の生存欲求を保証するが、人の欲求の中心である承認欲求は満たされず、卑屈・不満・不安などのストレス・心の問題が増大している。

7.仏教は、他に優位になろうとする過剰な欲求は、人を苦しめるため、それを捨て
足るを知り(=感謝)、他と分かち合う(慈悲)ことによる幸福・喜びを培うことを説く。
これは、人間の脳の現代社会への適応不全の問題を解消し、心の安定、それによる高い知性(智慧)、心身の健康と良好な人間関係をもたらす。

 

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