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上祐史浩・一般向け講義【2021】

第459回『ヨーガが説く「ナーディ」と呼吸法の奥義自律神経を制御し健康と悟りに近づく思想と実践』(2021年2月28日 東京 76min)
(2021年03月01日)

本講義で用いた資料を以下に掲示します。


「ヨーガのナーディと自律神経」

第1.ヨーガのナーディ・チャクラ・プラーナなど

1.プラーナ:気・生命エネルギー(万物を現わす根源的エネルギー)

2.ナーディ:気道:気の通り道、7万2千本あるとも

3.チャクラ:多くの気道の交差点・密集点(経穴・ツボの中でも大きなもの)


第2.3つの主なナーディ(気道)

1.3つの主なナーディ

(1)スシュムナー気道→中央気道

密教ではアヴァドゥーディ(ウマ)

(2)イダー気道(チャンドラ気道)→左気道

密教ではキャンマ(ララナー)

(3)ピンガラ気道(スーリヤ気道)→右気道

密教ではロマ(ラサナー)


2.3つのナーディの位置

(1)各宗教・宗派で中央・右・左の3気道説は共通するが、その位置はかなり異なる部分がある。

(2)イダー・ピンガラの蛇行気道説と直行気道説

代表の個人的な体験上は、どちらもある。


3.3つのナーディが通るチャクラの数の説

(1)9チャクラ説・7チャクラ説・4チャクラ説(密教)など

宗派によって気道の作り方(活性化のさせ方)が異なる?

(2)9チャクラ説の2つのチャクラとピンガラ気道・イダー気道の関係

7つの大きなチャクラに加え、2つの小さなチャクラを説く

①チャンドラ・チャクラ:チャンドラ=月、位置は脾臓・膵臓

チャンドラ・チャクラはイダー気道だけが通る説もある。

②スーリヤ・チャクラ:スーリヤ=太陽、位置は肝臓

スーリヤ・チャクラはピンガラ気道だけが通る説もある。


4.奥儀:5気道説に関して

左右・脊髄・中央・前の5気道=五仏に対応?

人体には円柱(輪の形の柱)の気道があるのでは


第3.気道に関する二つの問題

1.それぞれの気道の詰まり

→気道の間違った使い方=いわゆる悪い行為の結果

→左気道に詰まり=左鼻が詰まる

右気道に詰まり=右鼻が詰まる


2.左右の気道のバランスの喪失

→左右のいずれかに偏った使い方


3.詰まりがあると偏りも生じやすい

詰まった側のナーディは(正しく)働きにくくなる。


第4.自律神経とは?

1.自律神経:自律的に(意志しなくても)働く活動を制御する神経

心拍・血圧・発汗・呼吸・血管や気道の縮小・拡大

2.体性神経:意志によって動く神経:運動神経・知覚神経など

3.神経全体の分類

1.中枢神経(脳と脊髄の神経)と末梢神経(それ以外)

2.末梢神経:体性神経と自律神経に分けられる


第5.自律神経の交感神経と副交感神経

1.交感神経:興奮、体の右側を走っている。

(1)機能

興奮、集中、覚醒、活動=体や頭を動かす=エネルギーの消費

怒り・緊張・ストレス・脅威の排除(闘争・逃走)

(2)生理現象

心拍:速い 血圧:高い 発汗:促進 気道:拡張 胃腸(消化):停滞

呼吸:速い・浅い 血管:縮小 血流:抑制 体温:低下

(3)過剰に働く場合の問題

継続的・過剰な緊張・不安恐怖・ストレス、不眠、血液循環の不足、

胃腸の消化・栄養吸収の停滞、エネルギー・疲労回復の遅れ、

体温の過剰な低下、免疫の不足・低下、

炎症性疾患(癌・胃炎・胃潰瘍・リウマチ)

2.副交感神経:リラックス、体の左側を走っている

(1)機能

弛緩・リラックス・睡眠・休息=エネルギー・疲労の回復・

食べ物の消化=栄養吸収

(2)生理現象

心拍:遅い 血圧:低い 発汗:抑制 気道:縮小 胃腸(消化):活発

呼吸:遅い・深い 血管:拡大 血流:促進 体温:上昇

(3)過剰に働く場合の問題

集中の欠如・注意力散漫・警戒心の欠如・ボーッとした、昼間の眠気、無気力、

充血・うっ血(血液循環の悪化)、体温の過剰な低下、

免疫の過剰・暴走、アレルギー性疾患(アトピー・花粉症など)


第6.ヨーガの左右の気道と交感神経・副交感神経の類似性

1.ヨーガの左気道(とその副交感神経との類似性)

(1)ヨーガでの名称:イダー管(気道)、イダー・ナーディ、

チャンドラ・ナーディ(チャンドラ=月)

(2)位置(学派により諸説があるが共通点として)

左の鼻腔を通る(ないしはアージュニヤー・チャクラに左側から入る)。

チャンドラ・チャクラ(膵臓・脾臓)を通る。

(3)イダー気道の特徴

月が象徴、陰・水・寒・冷・女性

(4)イダー気道が優位になる時の良い働き

イダー気道優位=イダー気道に、より多くのエネルギーが流れる状態

静寂(静かさ)、不動心・冷静・感情の調整、直感(右脳)

体を冷ます働き、瞑想等の安定した静的行動に適する。

(5)イダー気道が過剰に優位になる時の悪い働き

→ピンガラ気道が過剰に劣位になる時

無智・眠気・無気力・怠惰・体を過剰に冷やす。

(6)副交感神経との類似性

イダー気道と副交感神経は、共に体の左側を走っている。

その働きからして、副交感神経が活性化すると、

イダー気道優位になると推測される。

2.ヨーガの右気道(とその交感神経との類似性)

(1)ヨーガでの名称

ピンガラ管(気道)、ピンガラ・ナーディ

スーリヤ・ナーディ(スーリヤ=太陽)

(2)位置(学派により諸説があるが共通点として)

右の鼻腔を通る(ないしはアージュニヤー・チャクラに右側から入る)。

スーリヤ・チャクラ(肝臓)を通る。

(3)ピンガラ気道の特徴

太陽が象徴→陽・日・火・熱・暖・男性

(4)ピンガラ気道が優位になる時の良い働き

ピンガラ気道優位=ピンガラ気道に、より多くのエネルギーが流れる

パワー・エネルギッシュ・活動力・神通力・体を温める

活動的な行動、論理的な行動(左脳)を行うときに適する。

(5)ピンガラ気道が過剰に優位になる時の悪い働き

=イダー気道が過剰に劣位になる時

過剰な(継続的な)怒り・嫌悪・不安・憂い・恐怖・ストレス

体を過剰に熱する

(6)交感神経との類似性

ピンガラ気道と交感神経は共に体の右側を走っている。

その働きからして、交感神経が活性化すると、

ピンガラ気道優位になると推測される。


第7.ヨーガの左右の気道と、交感神経と副交感神経のバランス

1.昼と夜での自律神経(左右の気道)のバランス

(1)活動する昼は交感神経(ピンガラ)、休む夜は副交感神経(イダー)が、

それぞれ優位になり、バランスよく交替していくことが大切。

(2)バランスを崩すと自律神経失調症とされる多くの症状が出る。

夜に交感神経優位だと不眠に、昼に副交感神経優位だと眠たくなる。

2.呼吸における左右の鼻(鼻腔)の使われ方

(1)人間は常に両方の鼻の穴から均等に呼吸はしていない。

およそ90分間隔で左右のどちらかの鼻の穴から強く呼吸をしている。

(2)左の鼻の穴からの呼吸が優位であれば、副交感神経=イダーが優位

静的な行動に適した90分。

(3)右の鼻の穴からの呼吸が優位であれば、交感神経=ピンガラが優位

動的な行動に適した90分。

3.自律神経(左右の気道)のバランスとは何か

それぞれに適した時に、それぞれが必要な時に、それぞれが優位になり、優位な気道がバランスよく交替していくこと。

寝る前は副交感神経優位(イダー)がよく、食事は交感神経(ピンガラ)が優位の時がよいともいわれるので、寝る前の食事はよくない。


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