一般の方の声
識者・一般・会員の方の声・ご感想・体験などをご紹介

新着情報 <一般の方の声>

2013/04/09
2013/4/7 上祐代表が福岡市内で経営コンサルタントのご招待を受けて講演しました
2013/01/06
2012/12/26 上祐代表が、映画『愛のゆくえ(仮)』上映後トークイベントに出演、木村文洋監督と対談しました
2013/01/06
2012/12/25 上祐代表がネット放送局の招待を受け大阪で講演しました
2012/12/10
2012/12/3 上祐代表が、ニコニコ動画に生出演、中森明夫氏らと対談しました
2012/12/09
2012/10/11上祐代表が、ザ・グレート・サスケ氏と公開対談しました
2012/10/26
2012/10/8上祐代表が鈴木邦男氏(一水会最高顧問)と対談
2012/08/08
2012/8/8 本日発売の『atプラス13 』に、上祐史浩+大田俊寛「宗教の未来 オウム真理教を超克する」が掲載
2011/07/25
2011/7/21 上祐史浩が、元俳優・黒田勇樹さんのネットテレビに出演
2011/04/09
2011/2/27【動画】上祐史浩の講演『オウム真理教の問題の心理学的な分析』 第269回・人間関係とストローク自主研修会にて(98min)
2011/01/19
上祐史浩氏の大阪オフ会に、もう一度参加しました(山本隆雄氏)
2011/01/05
超感激!ひかりの輪代表の上祐史浩さんのオフ会に参加・上祐さんの隣に座りいろいろとおしゃべり(山本隆雄氏)
2010/12/22
ロフト席亭・平野悠の「好奇心 何でも見てやろう」ひかりの輪(元オウム)と行く聖地巡礼同行記(その1~3)
2010/08/04
「サリン事件から15年。オウムとは何だったのか?―上祐さん達、元幹部に聞いた(鈴木邦男氏HPより)

このコーナーについて

  • さまざまな一般・会員の方の声、感想、体験などをご紹介

    このコーナーでは、ひかりの輪と接点を持たれた著名人・一般の方のご感想やご意見、そして、ひかりの輪との接点によって、オウムから脱会することのできた元オウム・アレフ信者の体験記、新たな入会者、現ひかりの輪会員などの、さまざまな学びと実践でのご感想・体験談などをご紹介していきます。

識者の方の上祐・団体の評価

  • 田原総一郎氏(ジャーナリスト)

    ■田原総一郎氏(ジャーナリスト)

    ひかりの輪は、宗教じゃないよ。
    麻原彰晃をいまでも信仰してるアレフは宗教です。
    麻原を一番の神として。
    彼(上祐史浩)がやっている、オウム・麻原を全面的に批判するひかりの輪は宗教じゃないんですよ。
    麻原を批判し、オウムを批判し、人間とはいかに生きるべきか(を学ぶもので)、どっちかというと、哲学に近いのね。
    ひかりの輪っていうのは。
    上祐さんは、宗教の怖さを身をもってよく知ってる。
    (2013.06.21放送「田原総一朗のタブーに挑戦! アベノミクスは成功するのか?」 田原総一朗、上祐史浩との対談について語る、から)

    ■2013年6月14日 文化放送・ニコニコ生放送に出演、田原総一朗氏(ジャーナリスト)と対談

    ■田原氏との共著 『危険な宗教の見分け方』
    〈田原総一朗・上祐史浩著 ポプラ社、2013〉


    ■書評『危険な宗教の見分け方』(ポプラ社 対談・田原総一郎氏 2013)
    島田裕巳さん(文筆家、宗教学者)、平野悠さん(ロフトグループ)、鈴木邦男さん(著述家)、サイゾー

  • 鈴木邦男氏 (思想家・著述家)

    ■鈴木邦男氏(思想家、著述家)

    上祐さんは、あれだけの事件に遭遇し、その後も贖罪を背負いながら必死に生きている。
    その姿には心打たれるものがある(中略)。

    「ひかりの輪」のHPを見せてもらったが、凄い。充実している。
    これを見ただけで、上祐さんの考えが分かるし、ヨガも出来る。又、「聖地巡礼」も出来る。 ヨガや、仏教の素晴らしい点は、どんどん取り入れて、修行している。

    完全に麻原色は脱却している。

    オウムの時なら、「他の宗教はニセモノだ!」と言われ、神社やお寺に行くなんて考えもつかなかった。(中略)
    でも、逮捕され、苦しみ、地獄を見たのだろう。
    大きく脱皮していた。
    実にバランス感覚のある人になっていた。 誠実だと思った。

    過去のことも謝罪し、反省し、そして今も自分を戒めている。
    謙虚な宗教家だと思った。 凄い体験をした。修行もした。
    「世界史的大事件」を体験したのだ。 その中で知ったことも多い。
    何が間違いで、何が正しいかも知った。

    優秀な人だし、「宗教」として、大きくするノウハウも知ってるだろう。 「宗教家」として大成する道も知っているだろう。
    しかし、それを敢えてやらない。
    自分が傲慢にならないように自戒している。
    宗教家として厳しく戒めている。
    これはなかなか出来ないことだと思った。

    そこまで自分を責めなくてもいいだろう、と私などは思った。
    もしかしたら、一般の宗教という概念を超えたものを目指しているのかもしれない。 そんな感じがした。
    (鈴木氏のサイトより)

    ◎2012年10月8日 鈴木邦男氏と公開対談
      「鈴木邦男ゼミin西宮」第13回「オウム事件17年目の真実と意味」にゲスト出演

     

    ■『終わらないオウム』〈上祐史浩・鈴木邦男・徐裕行著:田原総一朗解説〉
      (鹿砦社:2013年5月30日刊行)
      

    錯乱の時代を生き抜く思想、未来を切り拓く言葉--鈴木邦男ゼミin西宮 報告集vol.3』(鹿砦社)
    〈鈴木邦男×上祐史浩〉
      

  • 平野悠氏 (事業家・ロフト)

    ■平野悠氏 (事業家・ライブハウスロフトグループ創始者)

    先日のライブハウス「ネイキッドロフト」での4時間にも及ぶ討論(?)で、上祐氏が出す衝動波の残像が凄すぎて、次の日の夜、立ち上がれず、突き動かされるように4時間も世田谷界隈を歩き、疑問を自分に問いかけながらただ愚直に歩き続けたのだった。

    上祐史浩氏のあの波動はなんなのか?自己内部で消化するにはしばらくかかると思った。

    上祐氏やオウムやアレフを脱会した出家信者に、あれから一体何があって、どんな修行体験を積んで、今があるのかを知りたいと思った。

    初めて会う上祐さんがとてもキラキラしていて、そこから出てくる波動というかオーラが、私を打ちのめすというか圧倒する感じになった。

    ひかりの輪ホームページを見るといかにひかりの輪がオウム事件の反省の上に成り立っているかが解ります。 (平野氏のツィッターより)

    私は今回、このひかりの輪主催の聖地巡礼に参加しながら、一連のオウム事件がどんどん風化し、結果的に何も解決されないまま教祖と幹部達の死刑は確定したが、この事件を解っていない自分を見た。

    「この集団の目指すものは何か?」という疑問は、上祐代表の「立ち位置」で、それなりにすっきりした感じが残っている。

    オウム事件は、未だ市井の目が許していない。

    この孤立無援の新しい目的を持った集団はどこに行くのか、長い目で見守ってゆこうと思った。

    ある若い参加者と話した「なぜこの巡礼に参加を」「オウム事件から逃げないで今、この光の輪はあって、その苦境をどうやって克服しようとしているのかを肌で感じたかった」には胸がじーんと来た

    (「ひかりの輪と行く聖地巡礼同行記」より)

    上祐氏の主催する「ひかりの輪」はいわゆる絶対的教祖がいる宗教団体でなく「東洋思想を中心に東西の思想哲学を学習・実践する教室」だとして、今までの宗教とは違うというのが繰り返し述べられている。

    さて上裕?ひかりの輪はこれからどこへ向かって行くのか、全く新たな「輪の思想」を構築出来るのか興味はある。
    私自身も上裕さんとは数度対談し、ひかりの輪主催の「聖地巡礼」にも参加したことがあるので、今の上裕さんの「立ち位置」は信用していいと思っている。

    (ブログ「Rooftop」レビュー2013年)



    ■2010年10月9~10日、ひかりの輪では栃木県・日光への聖地巡礼を行いましたが、その際、新宿でトークライブハウスを展開するロフトプロジェクトの代表・平野悠氏が同行し、巡礼の一部始終を取材され、そのレポートが "Rooftop"上に掲載されましたのでご紹介します。

    >>ロフト席亭・平野悠の「好奇心 何でも見てやろう」ひかりの輪(元オウム)と行く聖地巡礼同行記(その1~3)


      


  • 山本隆雄さん(事業家)

    ■山本隆雄さん (事業家・日本コンピュータクラブ連盟・日本霊能者連盟・日本占い師連盟理事長)

    上祐さんの話を聞いた率直な感想としては、「まともやん」「怖くないやん」というものでした。
    ひかりの輪は、2度とあのような(オウムのような)行動を起こす教団じゃないと思われました。

    これから、宗教も大改革が起こり、パチモンの新興宗教は滅びていきます。
    ひかりの輪・上祐さんは、ホンマモンで、これから伸びていくとうちの霊能者の先生方が言っているので、日本霊能者連盟として、上祐さんとお付き合いしていくのが賢明と判断。

    オフ会には、参加することにしているわけです。
    ちなみに、私は、真言宗の熱心な信徒なので、ひかりの輪に鞍替えする予定はありません。

    普通、宗教団体の代表が開くオフ会って、その宗教のPRと勧誘のはずなのですが、上祐さんのオフ会には、自身の宗教上の考えを述べることはあっても、ひかりの輪のPRをすることもなく、勧誘をすることもなく、 ある意味、純粋な意味での上祐さんのオフ会という感じがします。

    オススメのオフ会です。(山本さんのブログより)

  • 大田俊寛さん(宗教学者)

    ■大田俊寛さん(宗教学者)

    ●オウムとは何だったのかという問いに真摯に向き合っている(上祐代表との対談より)

    私が上祐氏の態度や発言から強く感じたのは、「上祐氏はどうして逃げずに、ここまで持ちこたえることができたのだろうか」ということであった。(中略)

    上祐氏は、元オウム幹部としてはほぼ唯一教団に残り続け、分派という形にはなったものの、麻原信仰からの脱却の必要性を主唱し、オウムとは何だったのかという問いに真摯に向き合い、被害者への賠償に積極的に取り組むことを明言している。

    また、明確な方向性を見出せないまま麻原信仰に回帰しようとしているAlephの現状について、いくつもの重要な警告を発している。(中略)

    上祐氏は現在、その立場ゆえに批判や非難を受けることも多いが、それはすなわち、氏がオウム事件の責任に応答する主体として、誰よりも正面に立ち続けているということを意味するものだろう。

    私は少なくともこうした点において、現在の上祐氏を評価したいと考える。

    しかし、オウム事件に対する応答という責務は、上祐氏一人が背負いきれるものではないし、背負わせて良いものでもない。

    氏が対談のなかで強調したように、「社会対オウム」という構図から、「社会のなかのオウム」という構図へと、私たちは徐々に視点を移していかなければならない。

    私たちにとって何より重要なのは、「オウムとは何だったのか」という問いを、上祐氏やひかりの輪の会員たちと共有し続けること、そして再び彼らを孤立させず、オウムの問題、宗教や宗教学の問題、オウムを生んだ日本社会の問題を、これからも共に考えていくことではないだろうか。
    (『atプラス13号』「対談を終えて ひかりの輪と日本社会のこれから」より)

    ◎2012年8月 大田俊寛氏(宗教学者)との対談が、『atプラス』13号に掲載
      「特集・宗教の未来:オウム真理教を超克する~その魅力と陥穽をめぐって」
      大田俊寛氏・対談後記「対談を終えて--ひかりの輪と日本社会のこれから」



    ●オウムの危険な三要素から脱却している
    (大田氏の意見書より)

    ......このように、オウムにおける暴力性の根源には、人間を「霊的に進化する人間」と「堕落する人間」に区別する二分法的世界観、さらには、それに基づく陰謀論が存在していたわけだが、翻って現在の「ひかりの輪」では、こうした観念が何らかの仕方で残存しているだろうか。
    まず結論から言えば、そのような形跡は見当たらない。同団体の思想においては、二元論を乗り越え、「万人万物が輪のように一体」であることが強調されているが、これは具体的には、オウムにおける二分法的人間観が無差別大量殺人に繋がったという自覚と反省の上に提唱されたものと理解することができる。
       (中略)
    差し当たり重要なのは、現在の「ひかりの輪」において、理不尽な惨劇を生み出すに至ったオウム的思考法や世界観に対する明確な反省・考察が行われ、その上で、そこからの脱却が図られているということである。
       (中略)
    それでは、現在の「ひかりの輪」では、依然として麻原彰晃に対するグルイズムが維持されているだろうか。ここでも端的に結論を言えば、それはすでに、完全に破棄されている。
       (中略)
    加えて、しばらく前まで「ひかりの輪」は、「大黒天」や「三仏(釈迦・弥勒・観音)」を宗教的シンボルとして用いていたのだが、公安調査庁はこれらを、麻原彰晃に対する崇拝が形を変えて(偽装されて)維持されているものと見なした。確かに、このような解釈を引き寄せてしまう余地が少なからずあったとはいえ、「ひかりの輪」の宗教的見解の変遷をアレフ時代まで遡って時系列的に振り返ってみると、そうした主張もまた、事実を正確に捉えたものとは言い難い。
       (中略)
    なかでも「最終解脱者」である麻原が有すると考えられた「ポワ」の技法は、オウムの犯罪行為に直結するものであったと見なければならない。
    これに対して、現在の「ひかりの輪」の思想では、あらゆる教えや観念を絶対視しないことが前提とされているため、「輪廻転生」もまた、文字通りの実在としては捉えられていない。それに代えてむしろ、釈迦が示したと言われる「無記」の態度が重視されている。すなわち、世界の無限性や死後の世界の実在など、いくら議論を尽くしても回答が出ない形而上学的問題に頭を悩ますことより、「苦からの解放」に繋がる事柄を優先するという態度である(『中道の教え、卑屈と怒りの超越宗教哲学・21世紀の思想』六四頁を参照)。
       (中略)
    以上、オウムにおける無差別大量殺人に深く関連したと考えられる三点、すなわち、二分法的世界観、グルイズム、ポアという技法について、その概要と、現在の「ひかりの輪」における見解について考察してきた。全体として言えば、「ひかりの輪」においては、過去のオウムに存在していたさまざまな問題点が適切に反省・考察されているとともに、それらを乗り越えるための新たな宗教観が探究されていると結論することができるだろう。
       (中略)
    今後も変化を続けるであろう「ひかりの輪」に対し、私自身も一人の対話者として、その「学び」の一端に加わりたいと考えている。そして、団体規制法に基づく「ひかりの輪」への観察処分が、オウム事件を真摯に反省し、外部に開かれていこうとする同団体の動きを阻害するものであってはならないということを、最後に付言しておきたい。〈ひかりの輪外部監査委員会宛の大田氏の意見書より抜粋〉

  • 下條信輔さん(認知心理学者)

    ■下條信輔さん(認知心理学者・カリフォルニア工科大学生物学部教授)

    (上祐氏の著作は)オウム事件関係の類書の中で「もっともよく整理され」「もっとも深く突き詰めている」と評価が高い。(中略)

    何と言っても麻原と若い信者たちの心理を、内側から分析したのが出色だ。(中略)

    筆者はといえば、かねてから抱えていた謎を解く、大きなヒントを本書から与えられた。

    インパクトが大きかったので書き留めておきたい。(中略)

    優れた知性が全力を挙げて解明せんとした痕跡を、少なくとも筆者は認める。(中略)

    個人的には本書によって「なるほど」と解明のヒントを与えられた大きな謎が、ふたつほどあった。

    「オウム事件17年目の告白」を読む(WEBRONZA・朝日新聞社)より)

  • 有田芳生氏(参議院議員)

    ■有田芳生氏 (ジャーナリスト・参議院議員)

    (上祐氏の書いた「オウム事件17年目の告白」の原稿の)目次を見て驚いた。
    すぐに哲学者フリードリッヒ・ニーチェの言葉が心に浮かんだ。
    「脱皮することのできない蛇は滅びる。」(中略)

    この目次の項目が具体的に説明されているならば、上祐史浩氏は「脱皮」あるいは「脱皮しつつある」 のかもしれない。
    一気に原稿を読み終えた。(中略)
    そして、対談では私が指摘した疑問に上祐氏は具体的に答えている。
    (『オウム事件 17年目の告白』の「特別検証」寄稿より)


    今回は、この本の目次を見た段階でぜひ(上祐氏と)話をしてみたいと思ったんです。
    というのは(中略)上祐さんのご両親の話が書かれていたからです。
    これは率直に驚きでした。(中略)

    自分と両親について語ることは、「社会の中のオウム」について語ることだと思うんです。
    多くのまじめな若者たちがどうしてオウムに魅力を感じ、さらには凶悪な犯罪に走ってしまったのか。
    日本社会がどうしてそのような集団を生み出してしまったのか。

    上祐さんがそれを考える中で自分と両親の話に行き着いたのだとしたら、オウムばかりでなく、現代社会におけるカルトの問題、若者の内面に潜む根源の問題にまでたどり着いたはずだと思えたんです。(中略)

    本書を読み、今日のお話も聞いて、上祐さんや周りの人たちが大きく脱皮しつつあることはわかりました。 (『オウム事件 17年目の告白』の「検証対談」より)


    人間っていうのは変わりうるものだと僕は思ってますから、(中略)
    この17年間(上祐さんは)ここまで変わったかっていう印象がものすごく強いんですよ。

    で、番組でも言ったけども、自分の父親とか母親のことについてですね、彼が普通なら語らないようなことまで書いているんですよ。
    その心境の変化っていうのは、やはり変化として認めておかなければいけないというふう思うんですよね。 (そこまで言って委員会「辛坊たまらん」(読売テレビ)での発言より)


    ◎2012年11月12日 有田芳生氏(国会議員・ジャーナリスト)と、扶桑社による対談

     

  • ジャーナリストA氏

     以下は、雑誌の特派員としてフランスに長期にわたって滞在した経験を持ち、フランスに関する知見を有するジャーナリストA氏が、1年近くにわたって取材目的のために「ひかりの輪」の活動に参加して執筆し、公的機関に2011年末に提出した意見書の一部です。

     フランス議会が定めたカルト基準に照らしても、ひかりの輪はカルトとは言えないと結論づけています。


    ―――――――――――――――――――――――――――――

       意見書 『ひかりの輪』とフランス共和国のセクト概念・構成要件

    (中略)

     さて、公共における非宗教性・政治と宗教の分離というライシテを世界でもっとも厳格に運用しているフランス共和国は、オウム真理教事件や世界や自国のセクト(カルト)による複数の凶悪な事件を受けて、国民議会が調査委員会を設置し(アラン・ジュスト委員長)、1995年12月に『フランスにおけるセクト』という報告書を採択いたしました。セクト(カルト)というものは何であるかを厳密に定義した上で、その構成要件とは何であるかを厳密に考察しています。

     報告書はセクトの概念を次のように解説しています。

    「(セクトとは)精神の不安定化を狙った操作で、メンバーからの無条件の忠誠、批判精神の低下を誘い、一般社会にある価値観(倫理的、科学的、公民的、教育的)との断絶をもくろもうとする集団で、これは個人の自由、健康、教育、民主制度に危険を与える。この集団は哲学や宗教、精神医療といった仮面を被ることで、その裏にある権力の獲得や支配、メンバーからの摂取といった真の目的を隠蔽している」

     こうした点を踏まえて、調査委員会がフランス内務省の基準を参考にしながら、セクトの構成要件として挙げたのが、次の十項目です。

    ①精神の不安定化
    ②法外な金銭要求
    ③住み慣れた生活環境からの断絶
    ④肉体的損傷
    ⑤子どもの囲い込み
    ⑥大なり小なりの反社会的な言説
    ⑦公共の秩序に対する錯乱
    ⑧裁判沙汰の多さ
    ⑨通常の経済回路からの逸脱
    ⑩公権力へ浸透とする企て

     ひかりの輪はセクトの構成要件の十項目にあたるか、取材を基にした私見を述べたいと思います。

     まず、精神の不安定についてですが、ひかりの輪は心身が一体となった健康を追求して、説法やオフ会(※引用者注:懇親会のこと)の前には軽いヨガをやり、会員には『エンライトメントヨガ』や『ナチュラルヨガ』といった精神的健康を与えるを奨励しています。かつてのオウムのような肉体を酷使するヨガではなく、精神的やすらぎと快活さをもたらすソフトなヨガでありました。これにつきましては、『○○○○』という雑誌が1日ヨガ体験して、ひじょうに、幸福感を得られたという記事を過去に掲載しています。

     法外な金銭要求につきましては、入会費一万円、説法一回について参加費が1000円で、極めて、妥当な金額でありました。

     住み慣れた生活環境からの断絶を会員に強いることは行われておりませんでした。会員はそれぞれ自分の自宅から説法会に通う方がほとんどでありました。

     肉体的損傷につきましては、過去に死者も出た体を酷使する修行をオウムがしていたため、今ではそのような手法は戒める傾向に有り、安全性には十分な配慮がなされているように見受けられました。

     子どもの囲い込みは、私が見た限りありませんでした。

     反社会的な言説につきましては、入会する時に、麻原回帰やテロ肯定のような思想を持たれる方にはご遠慮いただく旨の説明がございました。

     公共の秩序については、護る努力を不断にしており、地域住民との対話・相互理解をひかりの輪は積極的に試みていました。

     裁判沙汰の多さという点では、ひかりの輪から法外な賠償請求をするといった、あるいは批判者に対して訴訟を起こすという旧オウムのような真似はしておりません。

     通常の経済回路からの逸脱については、税務署にご確認なさるのがよろしいかと思います。

     公権力へ浸透しようとする志向は感じられません。団体規制法の延長を申請するのは、世田谷区議会でありますが、区民の権利として、議員一人、一人に自分たちの活動を理解するように陳情することもできたでしょうに、そのような働きかけもありませんでした。

     セクト(カルト)の定義にあるように、その危険性は「個人の自由、健康、教育、民主制度に危険を与える」ことでありますが、上記の陳述したとおり、ひかりの輪の危険性はきわめて低いと考察いたします。

     (中略)

     最後に結論めいたものになりますが、セクト(カルト)規制が厳しいフランス共和国の基準に鑑みれば、ひかりの輪はセクト(カルト)の概念・構成要件からはかけ離れているといえます。

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