動画[講義]
上祐史浩の仏教・心理学等の講義の動画をご紹介します。

2020年02月

  • 第431回『初期仏教の瞑想と心の安定・集中・知性の向上』(2020年2月9日 大阪 84min) (2020年02月25日)

    1.初期仏教の瞑想

    (1)仏陀の最初の説法=四諦八正道。
        その八正道には正念・正定という瞑想過程がある
    (2)念=原語はサティ、英訳はマインドフルネス
        意味:忘れない、心に留める、気を付ける。注意を向ける


    2.仏陀の直説が説く念の瞑想の解説

    (1)呼吸の出入りを意識する「入出息念」(アーナパーナ・サティ)
    (2)身体・感覚・心・物事を観察する「四念処」の瞑想


    3.念・マインドフルネスの瞑想のタイプ

    (1)呼吸などの一点に集中するタイプ
        →雑念を排除して心を静める効果
    (2)集中の範囲が広く物事を客観的に全体的に見るタイプ
        →あらゆる物事を正しく見る効果がある
        →あらゆる物事は無常で無我でとらわれれば苦しみ

     

  • 第430回『仏教・ヨガと最新科学が説く本当の自分と心の真実』(2020年1月26日 東京 70min) (2020年02月05日)

      ここ数十年間で目覚ましい発展を遂げた認知心理学や認知科学の見解は、仏教・ヨーガの思想と同じように、意識は、思考・感情・意志・欲求といった心の働きを区別する。

      まず、ヨーガでは、真実の自分である真我は純粋な観察者であり、思考や感情といった心の働きとは違うが、普通は真我(意識自体)が、心を自分と混同・錯覚していると説き、心の働きを止めること(=ヨーガ)で、真我(単に観察する意識)だけが存在する状態(=真我独存位)に至れば、そもそもの真我の性質=永久不変の平安を得て解脱できると説く。

      仏教は、真我は説かないが、ヨーガと同じように心(や体)は(本当の)自分ではないと説く(無我)。そして、心身と(本当の)自分ではないことに気づいて、その執着(自我執着)から脱却し、悟りの境地(涅槃・ニルヴァーナ)に至れば、苦しみが滅して平安・静寂を得るという(涅槃寂静)。

      心理学では、実験を重視する「行動主義心理学」の中で発展してきた認知行動療法が、マインドフルネスという手法で、うつ病やストレスの軽減を行うが、この理論においても、精神的な苦しみの軽減には、自分と思考・感情の脱同一化が重要であるとし、自分の思考・感情を見ている上位の自分(超越的自我・メタ認知)を説く。

     


     

2020年03月
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