聖地めぐり
ひかりの輪で行っている日本の聖地めぐりのご案内です。

2016年の聖地めぐり

2016年11月5~6日 世界遺産「富士山」の聖地・自然巡りのお知らせ

3年前、富士山の山域と周辺の自然・神社・巡礼地が、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として、世界遺産に登録されました。今回は、25か所に上るその構成資産をほぼ総巡りし、富士山麓をぐるっと一周して5合目まで車で登拝する聖地・自然巡りを行います。

富士山の世界文化遺産としての価値は、富士山の類いまれで風光明媚な景観をもとに、古来より人々の「信仰」と「芸術」の対象となってきた点にあるとされています(当日は、専門のセンターである「富士山世界遺産センター」にて学ぶ機会もあります)。

古来霊峰として尊ばれてきた日本一の山・富士山。その自然・聖地巡りの決定版ともいえるプログラムをご用意しましたので、この機会に、ぜひどうぞご参加ください。


◎訪問予定地(※一部変更の可能性があります)


1 神社

富士山は古来より遥拝の対象として神聖視されてきました。平安時代初期(9世紀)山麓に富士山の噴火を鎮めるための「浅間神社」が建てられたことに始まり、その後、修験道が始まり、登山道が開かれていき、庶民に広く知られる山となっていきました。

富士山を登拝する人々に神事を行い、お世話をする「御師(おし)」や「坊(ぼう)」ができ、 江戸時代には「冨士講」という修験道の講ができて栄え、多くの人が登拝するようになっていったと伝わります。

浅間神社の御祭神はコノハナサクヤヒメという火の中で焼かれずに子供を産んだ女神です。火を超える水を象徴する女性原理のイメージですが、たびたび爆発した富士山の怒りの炎を鎮める神様として祀られました。

富士山自体は、火山であり、火=男性原理のイメージがありますが、それとバランスをとるかのように、富士山の信仰は、他を生み出す・生まれ変わらせる母性や、怒りを鎮める存在という意味で、女性原理的な温かさ・愛を感じさせるものです。

今回巡る予定の神社は以下になります。


(1) 富士山本宮浅間大社


富士山を浅間大神としてお祀りしている、全国に約1300社ある浅間神社の総本社です。

社伝によれば、下記の山宮浅間神社の地から現在地に遷座されました。9世紀頃から信仰を集め、特に徳川家康の保護を受けて現在の社殿が造営されました。富士山の八合目以上をご神体として管理しています。

「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されています。

社屋はあでやかさがあり、富士山の伏流水が湧き出る「湧玉池」(かつて富士登山者が水垢離をした)は、水の清らかさと清々しさが素晴らしいものです。








(2)山宮浅間神社

山宮浅間神社は、富士山本宮浅間大社の創建より以前に富士信仰の大神が最初に奉斎された場所です。そのため、全国の浅間神社のなかで最も古いと考えられています。

境内には、富士山の遥拝所・御神木などがありますが、拝殿・本殿等を設けず、富士山を望む遙拝所のみという独特の形態は、噴火を鎮めるために山を遙拝していた古代の富士山祭祀の形を残しています。

富士山本宮浅間大社の社伝によれば、日本武尊が東征のさなか危機に陥った際に、富士の大神を祈念して窮地を脱したことから、この地に磐境を設けてお祀りしたのが創始であるとされています。


                                (現地の看板の写真より)

(3)村山浅間神社

村山口登山道の要所を占めた神社。

創建は第5代・孝昭天皇の時代にさかのぼるとされています。平安時代末期に富士山噴火が衰えると、末代上人(富士山修験道の開祖。1103年生)など山中で修行する人々が現れ、富士山における修験道が成立していきましたが、末代がこの境内に堂舎を構えたことから、以後富士山に対する神仏習合の地として発展したということです。ご神木の大杉や大イチョウの樹も見事です。






(4)河口浅間神社

富士山が歴史的な大噴火を起こし甚大な被害を与えた864(貞観6)年の翌年、富士山の北麓では最初に建立された神社です。見たことがない程の見事な杉の巨木が立ち並ぶ参道に足を踏み入れると、その威厳に圧倒されます。天を突くように伸びる七本の大木は、どれも40mを超え巨大な根回りは30mあります。

長年の祈り・信仰の強さと、この土地のパワーが感じられ、近くの川からの水流とともに、周囲の空間はとてもすがすがしく、素晴らしいエネルギーで、心身が浄化される場所です。








(5)北口本宮浅間神社

富士山の北東に位置する社で、吉田口の登山口にもなっています。上記の「富士山本宮浅間大社」は山の南西、表富士を望む「陽」の地に。この北口本宮富士浅間神社が対角線上の北東に位置し、「陰」の地に建てられています。

その霊気・精気が満ち満ちている感じがする場所で、参道を歩くと身心がリフレッシュされていきます。ご神木の大きさにも圧倒されます。








(6)御室浅間神社

河口湖のほとりに位置し、戦国時代には甲斐の武田家に三代に渡り崇敬された、富士山に関連する神社で最古の社です。4回の大改修を経て、1973年に富士山二合目から里宮に移築されました。






(7)須走浅間神社(富士浅間神社)

須走口登山道の起点となる神社。

平安時代の富士山噴火の際、鎮火の儀式を行うために、この地に斎場を設けて鎮火祭を行ったところ、噴火が収まったので、807年に社殿を造営したのが始まりと伝えられています。

弘法大師がこの社で修行を行い、富士登山をしたという伝承も存在したということです。その後、室町時代から平安時代にかけて多くの富士講信者や修験者の信仰を集め、賑わいました。








(8)須山浅間神社

須山口登山道の起点となった神社。

須山口登山道を通って山頂を目指した登山者が、みそぎを行い登山の安全などを祈願しました。社伝によれば、日本武尊が東征した際に創建し、552年に蘇我稲目が再興したとされています。

境内の全体は、御神木とされたスギを含め、スギの巨木に覆われて神聖な雰囲気に包まれています。




2 山域・湖・他の自然



(1)富士山吉田口五合目


富士山頂が間近に迫る五合目。あと一歩で山頂が見えるところ。小御嶽(こみたけ)神社が鎮座し、登山道が続いています。






(2) 奥庭自然公園(5合目近く)

富士山5合目のすぐ下に位置し、樹林の中を散策できます。晴れれば富士山が眼前の絶景ポイントの穴場の公園です。




(3) 河口湖


河口湖は「富士五湖」の一つです。標高833mにあり、富士五湖の中で山中湖に次ぐ大きさを持つ湖です。

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(4)西湖


西湖は「富士五湖」の一つです。標高900mにあり、湖越しに富士山や青木ヶ原樹海を一望することができます。瞑想にとても良い静かな湖です。




(5) 山中湖

山中湖は、「富士五湖」の一つです。標高は湖面の面積は6.57平方kmあり、富士五湖の中で最大の面積を持っています。また、湖面の標高は富士五湖の中では最も高い位置(980m)にあり、日本全体でも第3位。逆に水深は富士五湖の中で最も浅い13.3m。


(6) 田貫湖

富士山の西部、標高660mに位置する、小さな沼地を拡張した人工湖。ダイヤモンド富士(富士山の山頂部と太陽が重なって生じる光学現象)を見ることができる景勝地です。

   ※他の湖も、車両内から眺望していきます。


(7) 白糸の滝

富士山の湧水が約150mにわたって噴出している滝です。富士講開祖の長谷川角行が修行を行った地とされています。また、富士講を中心とした人々の巡礼、修行の場となりました。

富士山の雪解け水が高さ20m、幅200mの絶壁から流れ出る様子は圧巻。観光名所にもかかわらず、かつて修行場であったことも納得できるほど、神聖な波動が十分に感じられます。




(8) 忍野八海(※訪問検討中)


富士山の雪解け水が地下で約20年の歳月をかけてろ過され、湧水となって8か所の泉(湧水群)を作っています。国指定の天然記念物、名水百選に指定されています。こんこんと湧きいずる綺麗な水と藻、泳ぐ魚たち。小川のせせらぎも田舎の風景も、現代人にはオアシスのように感じられます。




(9) 船津・吉田の胎内樹型(※訪問検討中)

溶岩が木を囲んだ後に木がなくなってできた洞窟のような地形(樹型)。修験道は山が仏の母胎であり、そこに入って生まれ変わる、という考えがあります。女性原理・母性的な精神性が感じられます。

ここでは、内部の形が人の胎内に似たものが「御胎内」と呼ばれて信仰の対象となり、御胎内巡りが行われてきました。かつては、必ず胎内巡りをして、生まれ変わりを体験してから富士山に登拝したそうです。狭い洞内は不思議な感覚になります。





3 文化施設等


(1)富士山世界遺産センター

世界遺産としての富士山の歩みや構成資産の詳細な解説を学ぶことができます。展示自体も趣向が凝らされ、楽しく学ぶことができます。写真の富士山の山容を再現したオブジェは、和紙で作られ、さまざまに色が変わり、とても美しくて必見です。




(2)河口湖周辺の温泉

富士山のエネルギーを実感できる河口湖付近の温泉も検討しています。


■日程

  2016年11月5日(土)~6日(日)

■参加料金(東京から参加の場合)

・2日間参加 24000円
・1日のみ参加 12000円

※参加料金は、学習指導代に加え、食事代・参拝代・旅行保険代は含みますが、宿泊代、温泉代は含まれませんので、ご注意ください(宿泊代、温泉代は、当日参加者ご自身から直接当該業者にお支払いいただきます)。

※大阪など、東京とは別の地区からご参加の方は、引率・指導の時間が異なるため、料金が異なりますので、別途下記担当者までお問い合わせをお願いします。

※心身障碍者・経済上の理由等がおありの方には、別コースや割引料金の用意がありますので、ご相談ください。

■キャンセル代

1.7日前~3日前までのキャンセルは、参加料金の50パーセント

2.3日前から当日のキャンセルは、参加料金の100パーセントとなります。

■当日ご自身でお支払いいただく費用

  下記の宿泊代・温泉代は、当日ご自身で各業者に直接お支払いいただきます。

1.宿泊費

(1)現地の旅館に宿泊します。約3800円となります。

(2)上記とは別の宿泊施設(ホテル・民宿)をご自身で手配していただくことは、プログラムへの参加に支障がない限り差し支えありませんが、その場合でも参加料金は同じとなります。

2.温泉代 温泉入浴を希望される方とされない方がいらっしゃいますので、参加料金には含まれませんのでご注意下さい。有料の温泉は、1ヵ所800円程度です。


■参加者の無償奉仕による運送のお知らせ

1.出発時に各教室に集合する方は、他の参加者が運転する車両に同乗することができます。
2.これは、参加者の無償の奉仕であり、団体による運送サービスではありません。
3.これを利用されず、マイカーでのご参加も可能ですが、参加料金は減額されません。出発する教室によって料金が異なる場合は、運送料ではなく、引率・指導の経費のためです。
4.現地に集合した後の利用も可能ですが、人数に限りがあり、事前にお申し込みください。


■ご注意

1.あらゆる関連法規を順守して行います(関連法令の解釈は関係官庁の指導に基づきます)。
当団体は、宿泊施設や運送会社を手配する旅行業務や、車両による有償の運送業務は行ないません。運転は個々の参加者の奉仕活動であり、経費も個人の寄付で賄われています。そのため、一部ボランティアの方のご協力をいただきますので、ご了解下さい。

2.参加者の皆さんの安全の確保に最善を尽くします。
奉仕活動の運転の安全確保のため、車両点検・健康管理・法令順守等の確認を行いますので、スタッフにご協力ください。また、事故・怪我・疾患に関しても、スタッフが予防努力を行うと共に、旅行保険に加入しますので、ご協力ください(費用は参加料金に含まれていますが、直前のお申し込みの場合は加入が間に合いませんので、ご了解ください)。

3.一般の方も参加できますが、目的にご注意ください。
ひかりの輪の聖地めぐりは、会員ではなく、一般の方も参加できますが、単純に神社仏閣等などを参拝する旅行ではなく、ひかりの輪の思想に関連付けながら、様々な学習をすることが目的ですので、一般の旅行業者と同じような目的でのご利用はお控えください。

 

 

■お問い合わせ先

●東京本部教室(関東・甲信越)担当:細川美香
担当者携帯電話:080-2273-3588
メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net

●名古屋支部教室担当:山口雅彦
住所:愛知県豊明市栄町上姥子6-139
担当者携帯電話:090-6852-4929
メールアドレス:nagoya@hikarinowa.net

●大阪支部教室(関西・中国地区)担当:田渕智子、山口雅彦
担当者携帯電話:080-2513-6017(田渕)、090-6852-4929(山口)
メールアドレス:osaka@hikarinowa.net

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