聖地めぐり
ひかりの輪で行っている日本の聖地めぐりのご案内です。

2017年の聖地めぐり

6月3日・4日(土日) 諏訪・戸隠・飯縄の聖地自然めぐり―神秘の聖地を巡る

6月3日(土)~4日(日)に、長野県の諏訪大社とその神宮寺、戸隠神社・飯縄高原の聖地・自然めぐりを行います。

ひかりの輪は、発足前から十数年、自然・聖地巡りを行ってきました。その課程で、聖地や自然に助けられながら、オウム信仰を脱却し、ひかりの輪の発足、そして今年、おかげさまで10周年を迎えることができました。

数え切れないほど巡ったさまざまな日本の聖地の中でも、諏訪や戸隠は、ひかりの輪の思想発祥ともいえる2002年以来、毎年のように参拝を続けている長くご縁をいただいている聖地です。

今回は、それらの自然と聖地に感謝するとともに、改めて、その地の聖地性や神仏習合の思想を学び、深めたいと思います。

【1】 6月3日(土)諏訪大社と神仏習合
――歴史に消えた諏訪の一大仏教センター「神宮寺」を再発見


諏訪は、古代から続く、生きた聖地のひとつで、さまざまな時代の信仰が重なって存在する、大変人気のある霊地・パワースポットです。

有名な諏訪大社は、山や木や巨石などをご神体とするアニミズム的古代信仰と、古事記の神の両方をお祀りしています。

また、諏訪湖に伝わる「諏訪明神」という、龍神や水の神への信仰も重なり、さらにその古層には、縄文時代には日本最大の人口地であった諏訪の、縄文時代の精霊といわれる「ミシャグチ神」への信仰が存在します。

諏訪のシンボルともいえる諏訪湖は、湖周15.9kmの長野県で最大の湖です。有名な諏訪大社4社は、この諏訪湖の周りに鎮座しています。



じつは諏訪には、明治の廃仏毀釈前に、諏訪大社と融合し、諏訪大社を凌駕する勢力の一大仏教センター「神宮寺」が存在していました。

神宮寺の創建は、真言密教の弘法大師空海と伝えられています。


(上社神宮寺 仁王門跡)

神仏習合には、「仏」が「神」の形をとって仮に現れた(=権現)とする本地垂迹説という考え方がありますが、諏訪においては、諏訪湖周辺を「大日如来の胎蔵界曼荼羅」、諏訪湖の東南にある諏訪大社・上社を「普賢菩薩」、諏訪湖の北西にある下社を「観音菩薩・薬師如来」と位置づけられました。

これを表したのが、以下の胎蔵界曼荼羅の図です。

仏教学者の宮坂宥勝氏によると、諏訪の地形に精通した密教家が、諏訪湖を大日如来に見立てて配置したと考えられるそうです。(※『諏訪人と風土』信濃毎日新聞社編集局編)

今、パワースポット・霊地として人気の諏訪ですが、諏訪博物館を見学すると、諏訪の原初の信仰(ミシャグチ神やタケミナカタ神))の神秘性と、密教の神秘性が融合された結果、この地に極めて神秘的な神仏習合の信仰が生まれたことがよくわかります。

今回は、諏訪の誇る神秘性の根源である「歴史に消えた一大仏教センター」を再発見するために、現在に残された跡地や寺院を巡ります。

◎神宮寺の跡地、及び別院の法華寺

「神宮寺」は、諏訪大社上社及び下社と一体の形で建立された、仏教寺院などの総称のことをいいます。それぞれを「上神宮寺」「下神宮寺」ともいいます。

明治の廃仏毀釈で破壊されてしまいましたが、上社の神宮寺には、普賢堂、大規模な五重塔、仁王門などの跡地が保存されています。


(普賢堂跡地)


(五重塔跡地)

五重塔の中に祀られていた五智如来は、諏訪博物館に現存しています。

また、、神宮寺の別院の法華寺が、破壊を免れ、現在も諏訪大社上社本宮に隣接して存続しています。


(法華寺)

◎仏法紹隆寺


仏法紹隆寺は、諏訪仏教の発祥地と思われる真言宗のお寺で、坂之上田村麻呂の開基、弘法大師空海創建と伝わります。



近くに小川が流れる自然の聖地で、美しい庭園もあります。



ご本尊は空海作の大日如来、諏訪大社上社の神宮寺(上神宮寺)にあった普賢菩薩像・大日如来が祀られています。

◎照光寺


神仏習合の時代には、諏訪大社下社の神宮寺(下神宮寺)の末寺であった真言宗智山派のお寺です。



諏訪大社下社秋宮の神宮寺は、現在は残念ながら残されていないのですが、この照光寺に、下神宮寺にま祀られていた、千手観音菩薩、胎蔵界大日如来、弘法大師像、仁王像などの貴重な仏像が移されて現存しています。

◎諏訪大社上社前宮


神山・守屋山の麓にあり、古来、祭祀が行われ続けている諏訪大社上社の前宮は、4社ある諏訪大社の発祥の地とされ、水眼の清流という禊ぎ用の湧き水が流れ、清々しい聖地です。




◎御頭ミシャグチ総社


とても優しく柔らかい雰囲気の波動のご神木がある・ミシャグチ神を祀る社で、秘境の聖地。




◎諏訪大社上社本宮


御柱は、山から切りだして、諏訪大社の四方の結界のために立てられたものです。


◎諏訪大社下社春宮・秋宮・万治の石仏周辺

下社近くには、万治(まんじ)の石仏という、なんとも不思議な感じがする巨石の野仏が鎮座しています。高さ2.7m、長さ4mで、じつに存在感のある阿弥陀様。



そのほか、諏訪博物館(神仏習合の学習)などを行う予定にしています。

「スワ」は、地理的に日本の中心のため「日本のへそ」と言われ、言霊では「ス」が中心「ワ」が輪で、「中心の輪」という意味があり、輪・曼荼羅・諏訪湖が重なるようです。

また、ひかりの輪の最近の諏訪聖地巡りでは、4年連続で参拝の際に太陽の周りに虹の光の輪が現れるのに出会ったのが印象的でした。太陽の周りの「虹の光の輪」は、「ひかりの輪」の団体名に由来しているので、これもご縁を感じる点です。

・諏訪大社(上社前宮):2010年6月5日



2011年6月4日


・2012年6月2日ミシャグチ総社




・諏訪大社(上社本宮):2013年6月1日




【2】 6月4日
(日)戸隠・飯縄高原の修験の聖地を巡る

2日目は、諏訪から戸隠に向かいます。ひかりの輪にとって、戸隠も諏訪に並び10年以上前から毎年のように参拝を続けているご縁のある聖地ですが、今回は、初めてとなる飯縄高原が加わりました。

●戸隠神社奥社

まず、戸隠は、その戸隠神社の奥社が最大の聖地で、清水が湧き、龍神を祭る戸隠山の麓にある奥社の素晴らしい杉並木の参道は、霊気・生気に溢れており、歩くだけで清々しく、エネルギッシュになります。


(戸隠奥社の入り口)


(杉並木)

戸隠神社は、ここ数年パワースポットとして大変人気になりました。
歴史的には、この戸隠は、かつては比叡山に並ぶほどの一大修行場であった場所でもあります。
随神門から先は別世界のようにも感じられます。

その参道から少し離れたところにある宝篋印塔(ほうきょういんとう)と霊威に満ちた御神木の空間が、奥社の中でも最高の聖地といえます。 ここは、いまだ訪れる人の少ない秘境の聖地で、瞑想するにも最高の場所です。

また、戸隠に宿泊する夜は、澄み切った空気の中、満天の星空を望むことができ、無限の大宇宙を感じることも。
また、杉の大木と、湧き水の湧く聖地、戸隠神社中社も巡ります。

●飯縄山・飯縄高原 --戸隠・善光寺と共に尊ばれた飯綱の聖地・信仰

飯縄山は、善光寺から戸隠に向かう途中にあり、写真は、近くのインターを降りてすぐ見える飯縄山です。優美な山容は、神仏が一体化した聖山として、地域のシンボルだそうです。



飯縄の信仰は、戸隠・善光寺と合わせて古来尊ばれ、かつては戸隠と並ぶ修験道の場として栄えてきました。開山の祖は、戸隠と同じ学問行者で、飯縄大明神の本地仏を大日如来として感得したと伝えられています。

ひかりの輪の東京本部教室でよく参拝している高尾山薬王院も、飯縄信仰であり、この飯縄山を総本山としています。ほかにも、戸隠・善光寺に加え、長年参拝してきた日光(輪王寺)でも信仰されています。

飯綱自体の参拝は、不思議と今回初めてということになり、数少ない残された有縁の重要な聖地の参拝となります。巡る場所は以下を予定しています。

◎飯縄山登山口、飯縄神社


飯縄神社登山口付近で、すでに神聖な気が強く感じられます。



◎大座法師(だいざほうし)池

丸い池を一周でき、まさに「輪」の瞑想になります。



◎大谷地(おおやち)湿原
飯縄山が真ん前の絶景。6月には緑眩しい風景が見られます。



◎飯縄神社里宮

全国の飯縄社の本社が、この飯縄神社里宮(皇足穂命(すめたるほのみこと)神社)です。
境内には杉の木のご神木があり、神聖な気が感じられ、落ち着いた雰囲気の聖地です。





◎軍足(ぐんだり)

飯縄山近くの、芋井地区  には「軍足」という地区があります。「ぐんそく」ではなく「グンダリ」と読みます。
グンダリ→クンダリニーのことなのではないかともいわれています。

飯縄には天狗信仰があり、修験道の修験」は、修行によって験力(超能力)を得るという意味もあります。
「軍足池」付近では、縄文遺跡が発掘されたそうで、軍足池の近くには縄文遺跡の出土品なども見つかっています。




諏訪・戸隠・飯縄の聖地巡りへ、みなさまのご参加をお待ちしております。

■日程:2017年6月3日(土)~4日(日)

■参加料金(東京から参加の場合)

・2日間参加 24000円
・1日のみ参加 12000円

※参加料金は、学習指導代に加え、食事代・参拝代・旅行保険代は含みますが、宿泊代、温泉代は含まれませんので、ご注意ください(宿泊代、温泉代は、当日参加者ご自身から直接当該業者にお支払いいただきます)。

※大阪など、東京とは別の地区からご参加の方は、引率・指導の時間が異なるため、料金が異なりますので、別途下記担当者までお問い合わせをお願いします。

※心身障碍者・経済上の理由等がおありの方には、別コースや割引料金の用意がありますので、ご相談ください。

■キャンセル代

1.7日前~3日前までのキャンセルは、参加料金の50パーセント
2.3日前から当日のキャンセルは、参加料金の100パーセントとなります。

■当日ご自身でお支払いいただく費用

 下記の宿泊代・温泉代は、当日ご自身で各業者に直接お支払いいただきます。

1.宿泊費

①3000円~
②上記とは別の宿泊施設(ホテル・民宿)をご自身で手配していただくことは、プログラムへの参加に支障がない限り差し支えありませんが、その場合でも参加料金は同じとなります。

2.温泉代 温泉入浴を希望される方とされない方がいらっしゃいますので、参加料金には含まれませんのでご注意下さい。

■参加者の無償奉仕による運送のお知らせ

1.出発時に各教室に集合する方は、他の参加者が運転する車両に同乗することができます。
2.これは、参加者の無償の奉仕であり、団体による運送サービスではありません。
3.これを利用されず、マイカーでのご参加も可能ですが、参加料金は減額されません。
    出発する教室によって料金が異なる場合は、運送料ではなく、引率・指導の経費のためです。
4.現地に集合した後の利用も可能ですが、人数に限りがあり、事前にお申し込みください。

■ご注意

1.あらゆる関連法規を順守して行います(関連法令の解釈は関係官庁の指導に基づきます)。
当団体は、宿泊施設や運送会社を手配する旅行業務や、車両による有償の運送業務は行ないません。運転は個々の参加者の奉仕活動であり、経費も個人の寄付で賄われています。そのため、一部ボランティアの方のご協力をいただきますので、ご了解下さい。

2.参加者の皆さんの安全の確保に最善を尽くします。
奉仕活動の運転の安全確保のため、車両点検・健康管理・法令順守等の確認を行いますので、スタッフにご協力ください。また、事故・怪我・疾患に関しても、スタッフが予防努力を行うと共に、旅行保険に加入しますので、ご協力ください(費用は参加料金に含まれていますが、直前のお申し込みの場合は加入が間に合いませんので、ご了解ください)。

3.一般の方も参加できますが、目的にご注意ください。
ひかりの輪の聖地めぐりは、会員ではなく、一般の方も参加できますが、単純に神社仏閣等などを参拝する旅行ではなく、ひかりの輪の思想に関連付けながら、様々な学習をすることが目的ですので、一般の旅行業者と同じような目的でのご利用はお控えください。

■お問い合わせ先

●東京本部教室(関東・甲信越)担当:細川美香
担当者携帯電話:080-2273-3588
メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net

●名古屋支部教室担当:山口雅彦
住所:愛知県豊明市栄町上姥子6-139
担当者携帯電話:090-6852-4929
メールアドレス:nagoya@hikarinowa.net

●大阪支部教室(関西・中国地区)担当:田渕智子、山口雅彦
担当者携帯電話:080-2513-6017(田渕)、090-6852-4929(山口)
メールアドレス:osaka@hikarinowa.net

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