内省法「内観」
「ひかりの輪」で、内観の世界的権威の方にご指導いただきながら実践している内省法「内観」についてのコーナーです

実践レポート・体験

内観(内省法)の参加者の感想(~2016年2月)

今回は、2016年2月までに行われた、「一日内観」の受講者の方の感想文をご紹介します。

感想を見ると、集中して行う自己反省法・内観は、たった一日でも、大きな効果を感じてれる方がたくさんいらしゃることがわかります。

内観とは、浄土真宗の一派に伝わる「身調べ」という修行法から派生し、その後、宗教的な要素を取り除いて、誰もができる自己反省法として確立されたものです。学会もあって、海外にも広がっています。

その方法は、至って簡単で、内観専門家の指導のもと、自分がこれまでの生涯で、両親・親族・友人知人に

①他人から、していただいたこと
②他人に、して返したこと
③他人に、迷惑をかけたこと

を1つ1つ思い出していくという作業のみを、丸1日~1週間ほど集中して行なうというものです。

なお、親がいない人は、親代わりに育てくれた人を親と見て行います。

◎TMさん 60代 西日本


母親に対する自分の2回目の内観をさせていただき、ありがとうございました。
小さい時に、一番お世話(ご迷惑)をかけたことはよくわかりました。 お料理を作ったり、洗たくをしてもらったりしたのは、少ししか思い出せなくて、お手伝いをしたことを沢山思い出しました。
母親の優しかったのは、とても有り難かったです。その子の性格に応じた育て方は、とても大切だというのを学んで良かったです。それによって自分がより頑張れたのだと思います。
心から母に今回お礼を言いました。

◎男性会員 西日本


いつもながら、してもらっている事に比べてしてあげている事が少ないことが、よくわかりました。
死んでからも父は私に多くの事を気付かせてくれました。
私も父のような老人になることを目標にしようと思いました。

◎Mさん 50代 西日本

今回は自宅では初めての内観でしたが、先生から区切りごとに連絡が入るので、ある程度の緊張感のもと、会場と大差なく内観をすることが出来たと思います(※会場にいる先生から電話で内観面接を定期的に受けた)。
この度は、祖父母と弟に対しての内観でした。 祖父母とは同居ではなかったので、子供時代の頃はともかく 成人してからは接する時間も少ないせいか、ほとんど記憶なく、思い出す事が出来ませんでした。
また、父母の内観の時と同様にして頂くこと事ばかりで、してかえす事が父母以上に何もない事に、気がつかされました。祖父母には、何の恩返しも出来ませんでした。
また、祖父母の亡くなった年齢や自分が何歳頃に亡くなったのかも 思い出せませんでした。これから祖父母の亡くなった年齢を調べてみたいと思いました。 また、弟に対しての内観は、幼少のころから現在まで、たくさんの事を思い出す事が出来、親とは違った必要不可欠な存在だと改めて気がつかせて頂きました。 この度はこのような機会を与えてくださり、ありがとうごいざいました。

◎Kさん 20代 西日本

今の自分のほとんどは、与えられたもので出来ているなと実感した。 しかも、与えられたものは予想以上に大きく、自分が与えたものとなると、ほとんどゼロに近い。
両親という二人の人間が、それぞれ父親・母親という役割を引き受けてくれていることに感謝したい。
二人とも生まれながらに父親・母親だったわけではなく、人生のどこかの時点で決断し、覚悟を決めて、自分を捨てて、私を育ててくれたのだと思う。
前述のようなことに気づいた自分は、今後何をしていくべきなのか考えていきたい。

◎Oさん 30代 西日本

父のことについて、独立後の金銭をめぐる争いでギクシャクした関係がありましたが、前回から受けた内観の効果もあって、修復が出来てきました。
その矢先に病気で倒れたので、手続や出費で苦しい思いをしましたが、以前よりもすんなりと行えるようになったので、今回も受けて良かったです。

◎KMさん 30代 西日本

「自分」と「誰か」の関係を見つめるということは、自分の人生をも純粋に顧みることなのだ、と思いました。 過去の出来事を今振り返ると、客観的に物事が見られ、家族はもちろん、自分を、より思いやり深く新たな視点から考えることができたのは、ありがたかったです。
少し、自分と仲直りできた気がしました。 そして、いかに日常で「静かに心を見つめること」を実行していないか、外界の情報に心を奪われているか、も痛感しました……。自分の内側を振り返るのがしんどくて、他のことを考えてしまったりして、我が身の静けさの欠如を実感しました。やはり一人で内観はできないな、と……。
とても貴重な体験ができました。心より感謝致します。
今日の体験とともに、日々の静けさを大切にしたいと心から思っています。

◎IHさん 30代 西日本

周りとの接触を避けて内観を行うのは約1年ぶりでした。 日常行う日常内観と異なり、独特の感じがあることを再確認させていただきました。
今回は母に対しての自分を調べましたが、自分にとって驚きだったのは、して返したことがほとんど出て来なかったこと、たまにラーメンなど作ったと思うのですが、はっきりとした情景をともなって思い出せたのはごくわずかでした。裏を返せば、それだけ、していなかったのかもしれません。
迷惑をかけないよう暮らすのは大事だと思いますが、きちんと周りに返せるよう気を付けようと思いました。

◎HIさん 40代 西日本

長い間、父親に対してあった嫌悪する出来事が、内観をしてみると、すっかり客観視できる事象になっていたと気付く事ができました。一回の嫌悪が、ずっと影響をおよぼしていたと、はっきりと自覚することもできました。
また、父親のコミュニケーションは愛情が不足していると思っていましたが、自分の人生の長い間、金銭的に支えてくれていたということにも思い至りました。何ひとつ恩着せがましいことを言わず、当然の事として言葉にしなかったために、内観をするまで気付くことができなかったのです。
息子であったからこそしてくれた、これこそが愛情だったとはっきり理解する事ができました。
父はまだ存命なので、まだ関係を正す機会のあることを感謝しています。

◎IAさん 40代 西日本

今まで、自分が余計なことと思っていたことも、してもらったことで、自分がして返したと思っていたことも、してもらったことだったと気づきました。
結局してもらったことばかりで、今、自分ができている、やっていると思っていることも、思い返せば、母にしてもらったことがあったからだと思いました。
母に対して抱いていた不満が、すべて自分自身に当てはまることで、自分がやってない、できてないことでした。 今まで、辛抱強く育ててもらい、受け入れて、話を聞いてもらい、いつも気にかけて見ていてくれたことをお手本に、母や、周りの方へ返していきたいです。
また、日々内観をしていこうと思います。心が落ち着きました。 内観を始める前の先生の説明を聞いて、事実を見るということが、どういうことかわかりました。 今まで事実をありのまま受けとめていませんでした。
この違いを知れたことは、とても大きいです。気をつけます!  本当に、ありがとうございました。

◎SMさん 40代 西日本

きちんと仕切られた空間で、ゆっくりと、またじっくりと自分と向き合うことができました。 自分が生まれてから、何年かに区切って見つめる事で、丁寧な観察ができたと思います。
また、対象を、自分の身近な一人(父、母)にしぼって見れたので、より深く考えることができました。
普段見すごしていた事に気付くきっかけとなりました。

◎Mさん 40代 東日本

以前はこどもの頃を思い出すことさえ大変だったが、今回は、こどもの頃住んでいた場所にいた感覚になり、懐かしさで涙が出てきた。
また貧乏だった頃、兄弟3人も養って大変だっただろう。そう思うと、あらゆる至らなさは仕方がなかったと思えた。

◎Sさん 40代 東日本

なかなか過去を振り返ったり、親との関係について考えたりすることはなかったので、貴重な機会となりました。また、意識を自分の内側に向けられるような空間というのもなかなかないため、心を静めるという貴重な体験ができたと思います。
成果としては、親への感謝の気持ちの不足、自分が親にあまり恩返しができていないことに気付かされました。 ありがとうございました。また参加したいです。

◎H・Mさん 40代 東日本

今回初めて内観に参加させていただき、本当に良かったと思います。 幼い頃の記憶が、なかなか思い出せず、不安になりましたが、一つの出来事を思い出すことで少しずつ芋づる式に思い出すことができました。 「していただいたこと」に対して「してあげたこと」がほとんどなく、自分のことばかり考えて成長してきたことに気付きました。
今回は、母親と父親について自分を調べました。母親は他界しているので、父親にはこれから母親の分まで恩返ししていきたいと思います。 また機会がありましたら参加させていただきたいと思います。 本日はありがとうございました。

◎Nさん 40代 東日本

初めての(内観)を体験しましたが、思っていた以上に難しかったです。 特に幼少期~20歳までの期間は、親元で生活していたはずなのに、思い出せる事が少なく、自分の頭の中から、どうにかして思い出せる事はないかなあ~、と、いろんな所から記憶を掘り起こしていく感じでした。やってもらえることが当たり前と思っていたからかもしれません。
でも、その中でも、思いもよらない事が思い出されたのもあり、「内観」という体験をしなければ、恐らく一生思い出すことはなかっただろうな、と感じるものもありました。 もっと長い時間、取り組むことができれば、さらにいろんな思い出や、新たな感じ方が得られるのかもしれない気がしました。
1日の「内観」でしたが、先生の導入前のお話もあったことで、自然と内観に入りやすく、貴重な体験をさせていただきました。 今回は「母親」に対しての自分の内観でしたが、やる前は育ててもらって当たり前の感じが、やはりどこかにあったように思いますが、「母親」という一人の人間の人生という立場に立って物事を見ることができたのは、本当にうれしいというか、ありがたい体験でした。
母親に対する見方(良い意味で)が、少し変わった気がします。 このような機会を設けていただいてありがとうございました。

◎Hさん 50代 東日本


2回目の1日内観に参加しました。 前回(1回目)は、(若い頃から、何らかのわだかまりがあった)母に対する自分の想いを調査することで、自分の思い込みによる誤解もあったことに気づく中、1年前思いもかけない母の認知症騒ぎで、1回目の内観が大いに役立ったことを思い出します。
母の認知症にともなう居室環境の変化は、しばらくの間疎遠だった家族のつながりを復活させたことも、弟と二人で、いろいろ母の昔の思い出を語り合えたことが大きかったような気がします。
ありがとうございました。また、何かの際、受けさせていただきたいと思います。

◎T・Cさん 30代 東日本

父についての内観をした。 父には色々な事をしてもらってきたが、父に対してもっとねぎらったり、もっと会話をできるようにすればよかったと思った。 恩返しができるようにしたい。

◎N・Tさん 60代 東日本

身辺の意外にスッキリしている状態は、周囲の人々の多くの努力の賜物であり、誰か一人でも手抜きをしていたらこうはならなかったと気付きました。

◎Mさん 50代 東日本

今回は、祖父、祖母、兄弟についての内観をしました。 気がついたことは、自分は、ほとんど自分に対してだけの関心で子供時代を過ごしており、おじいさんやおばあさんの人生への関心が薄かったのだなということです。
おばあさんが老い、動けなくなり、人生を終える、その大変な時には、一生懸命におばあさんのことを考え、身の世話をする。しかし、その時のおばあさんの心がいかばかりであるかまで、心を慮ることができなかった。 まして、元気な時などは、祖母や祖父に、世話を受けることが当たり前で、二人がどんな人生を歩んでいたかには、全く関心がいかなかった。残念なことをしたと思います。
それから、家族のそれぞれから、愛情を受けて育てていただいたことに気がつきました。父母は懸命に働いて、身を削って、育てて下さり、祖父は、家族のために、自家野菜や果物、米などをつくり、祖母は、ずっと子供に寄り添っていてくれました。皆に大変な愛情を持って育てられ、大きくなったことを確認できました。 機会があればもっと長期の内観を経験してみたいです。

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