東西心理学総論教本

《第3集》 『認知行動療法の系統 マインドフルネスから慈悲まで 仏教に近づく現代の心理療法』

これまでの長年の心理学講座での教本を体系化して、「東西心理学総論教本」としてまとめました。現在、第1集~第7集まで発刊されています。

これによって、初心者の皆さんでも、日常生活の問題の解決や精神的な向上に役立つ、様々な心理学理論を分かりやすく体系的・包括的に学ぶことができるようになります。

ぜひとも、皆さんの学びにお役立てください。


 


東西心理学総論教本 《第3集》
『認知行動療法の系統 マインドフルネスから慈悲まで 仏教に近づく現代の心理療法』

  認知行動療法とは、心理学の四大潮流の一つである行動主義心理学に属するもので、行動主義心理学以外の他の3つの潮流は、フロイトの精神分析学、マズローの人間性心理学、トランスパーソナル心理学です。
  認知行動療法は、うつ病や双極性障害、パニック障害、不安障害、強迫性障害などさまざまな精神疾患の治療に活用されている心理療法の一つですが、特に精神疾患のない人にとっても生きやすくなるために役立ちます。思考や行動の癖を把握し、自分の認知・行動パターンを適正なものにしていくことで生活や仕事上のストレスを減らしていく方法です。


【目 次】

第1章 認知療法

1.はじめに

2.認知療法
 (1)感情は現象をどう考えるかで決まる
 (2)「心のくせ」「認知の歪み」「自動思考」
 (3)スキーマ(=コア・ビリーフ、中核的な思い込み)
 (4)認知療法の対象
 (5)認知療法の手順
 (6)思考と感情・気分との関係を知る
 (7)「認知の歪み」の種類を知る ~認知の歪み10のパターン~
 (8)自分の「認知の歪み」の傾向を知る ~自動思考を記録する~
 (9)自分の「認知の歪み・心のくせ」を修正する


第2章 マインドフルネス認知療法

1.はじめに

2.マインドフルネス認知療法とは

3.マインドフルネス(認知療法)の効果
 (1)自分自身と思考・感情の脱同一化が起こる・・・自分と思考・感情を同一視しない
 (2)思考・感情の脱自動化
 (3)リラクセーション効果によるストレス軽減

4.仏教の瞑想~サマタ(止)瞑想とヴィパッサナー(観)瞑想

5.従来の認知療法とマインドフルネス認知療法の併用


第3章 論理療法

1.ABC理論

2.健全な否定的感情と不健全な否定的感情

3.健全な否定的感情と不健全な否定的感情を分けるもの

4.D(Disputing):自己反論
間違った思い込みを健全で合理的な考えに変える
 (1)現実的な反論(現実的にどうしていくのがいいのかという視点からの反論)
 (2)合理的な反論(理に適った考え方からの反論)
 (3)実利的な反論(利益・不利益の観点からの反論)

5.自己変革5つの考え方

6.主な非合理的な信念・考え方

7.自分を変えるために必要なその他のこと

8.論理療法はセルフヘルプを目指す


第4章 スキーマ療法

1.はじめに

2.認知療法

3.早期不適応的スキーマ

4.18の早期不適応的スキーマ
 (1)第1の領域:人との関わりの断絶
 (2)第2の領域:無能・無力な自分
 (3)第3の領域:他者を優先し、自分を抑える
 (4)第4の領域:物事を悲観し、自分や他人を追い詰める
 (5)第5の領域:自己チュー、強い自己愛

5.早期不適応的スキーマの形成のされ方
 (1)中核的感情欲求
 (2)中核的感情欲求の傷つき
 (3)5つの中核的感情欲求の傷つきが、5つの早期不適応的スキーマの領域
をつくる

6.反応モード
 (1)反応モードとは
 (2)4種類の反応モード

7.改善の方法

8.まとめ


第5章 アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)

第1部 理論編

1.ACTは、行動主義心理学の「第3世代」

2.ACT2つの柱
 (1)つらい思考や感情に対する効果的な対処 ~マインドフルネス~
 (2)マインドフルネスの効果
 (3)本当に意味ある、価値ある人生を送るための行動

3.ACTはどのような人に向いているか

4.思考・感情と自分がぴったり張り付き融合した状態

5.6つのセラピー・プロセス ~価値ある行動への変化~

6.6つの病理的なプロセス

7.ACTは体験・実践型セラピー

第2部 実践編

1.脱フュージョン(思考を観察する)
 (1)「『自分は~である』との考えを持っていることに気づいている」と
考える
 (2)思考を葉っぱに乗せて流す
 (3)思考を、流れる雲、空を飛んでゆく鳥、道を通り過ぎる車などと重ね
合わせ、自由に行き来させる

2.「今・ここ」との接触
 (1)手の動きの瞑想
 (2)呼吸の瞑想

3.アクセプタンス(心を開いて受容する)

4.観察する自己
 (1)体をひじょうにゆっくり動かす
 (2)ボディ・スキャン
 (3)認識している自分を認識する

5.価値を見つける
 (1)自分の死という視点から人生を考える
 (2)質問を自分に問うてみる

6.価値に基づいた行動をとる

7.終わりに


第6章 セルフ・コンパッション(自分への慈悲)

1.はじめに

2.自信をつけるには

3.3つの感情制御システム
 (1)脅威システム
 (2)脅威システムのマイナスの側面
 (3)動因と資源獲得のシステム
 (4)充足とスージングのシステム

4.自分を傷つけるもの
 (1)他人からの評価を気にする
 (2)自己批判

5.思考・イメージが脳や体に影響を与える

6.自分への態度は変えられる ~セルフ・コンパッションへ

7.コンパッション(慈悲)とは何か ~慈悲の特性~

8.セルフ・コンパッションの誤解による批判

9.セルフ・コンパッションのための準備
 (1)マインドフルネス
 (2)充足とスージング・システムを発達させる

10.慈悲の心を発達させる

11.おわりに


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