動画[講義]
上祐史浩の仏教・心理学等の講義の動画をご紹介します。

ネット生中継用教本テキスト(セミナー)

2018年3月25日福岡 上祐代表講義資料「感謝の瞑想の恩恵」
(2018年03月25日)

1.心の安定

(1)際限の無い欲求(貪り・執着)と、それによる否定的な感情を和らげる
   不満・怒り・憎しみ・妬み・卑屈を和らげ、苦しみを和らげ、心の安定をもたらす。
 
 ① 感謝は、今あるもの、与えられているものを見て、それを与えている者を愛する。
   → 幸福を見て、幸福になる心の働き。幸福不幸は心が作る。

 ② 不満は今ないもの、与えられていないもの、失ったものを見て、それを与えない者、
   奪った者を見て、怒りを持つ。
   → 不幸を見て、不幸になる心の働き。幸福不幸は心が作る。
 
(2)感謝は他者への愛・慈悲・分かち合いを培う。

 ① 感謝は、自分より恵まれていない多くの者達を見る。

 ② 感謝は、自分のために労苦を背負っている者、犠牲となる多く者を見る。
   → 愛、慈悲、分かち合いの心が芽生える。感謝とは、謝罪を感じると書く。

(3)感謝は、苦しみに強い心を培う

 ① 際限ない欲求は、苦しみをもたらすが、感謝は、それを抑制する。
   → エゴ・自己中心・自我執着を弱める

 ② 感謝は、喪失・挫折・失敗の際に、立ち直る力となる。
   1.感謝は、失ったものばかりではなく、まだあるものを見る。
   2.感謝は、失うことの裏側には、得ることがあると気づく
    → 苦と楽は表裏、損得は表裏であるとの悟りに繋がる。

 ③ 感謝は、自分より恵まれていない者、自分のために犠牲を払う者を見るため、
   自分の苦しみは小さく、際限ない欲求を戒め、悟りや慈悲に導くものと気づく。
   → 苦しみは、良い薬、愛の鞭、真理への導き。苦しみに感謝する。

(4)感謝は、自己と他者・万物の繋がり・一体性に気づかせ、一元の悟りを与える。

    万物は、相互依存であり、支え合いの関係にあると気づく。
    自他の区別・優劣の比較・慢心に意味がないことに気づく(慢心の超越)。
    → 万物相互依存(縁起・相依性)、万物一体、一元の悟り。


2.心身の健康

(1)感謝を含めた肯定的な感情は免疫力の向上をもたらす
    医学的な研究報告があり、研究論文がある事実である。

(2)感謝は、様々な健康を阻害する要因を解消する。
    精神的なストレス・疲労、
    恒常的な否定的な感情、
    過剰な心の浮き沈み・不安定、
    過剰な欲求による体に無理な行動など。


3.人間関係の改善

 (1)感謝は、他への不満・怒り・否定的な感情と、他との奪い合いの言動を弱め、
    肯定的な感情と、恩返し・分かち合いの言動を強める効果がある。

 (2)感謝は、他人を動かす大きな力となる。
    支配・命令・処罰と、感謝・恩返し:松下幸之助の他人の活用の術

 (3)仏教の菩薩道・菩提心・衆生救済は感謝に基づく恩返しである
    究極の他者への愛の動機・土台は感謝と恩返し


4.付記・日常の一日の中での感謝の瞑想

(1)朝の修行:始め良ければすべてよし
    人間の心の初期設定は、無智・貪り・怒り=際限のない欲求。
   毎朝、この間違った初期設定を修正し、一日を智慧と慈悲で生きる準備。

(2)夜(寝る前)の修行:就寝は睡眠の始まり
  
  ① その日一日の反省をして改善を決意する(仏教での懺悔の修行)。
    間違いは、意図して内省しないと、その大半に気付づかない。
   表層意識では忘却し、潜在意識(睡眠の意識)に入り、人格として根付く。

  ② 睡眠は人生の4分の1(3分の1)。
   睡眠前の修行は睡眠状態を浄化し、深い休息・良い瞑想にする。  

  ③ 朝と就寝前は、覚醒と睡眠のサイクルで出来ている人生において、
   双方ともが、初めにして終わりである(時の輪の法則)。

(3)食事の時の感謝の修行

   食事は、人の生を支え、その背景に他者の犠牲・身の供養である。
  ① 自他が一体、生死は一体と悟る:無我・無常の悟り。
  ② 恩返しの善行・慈悲の心を培う。

<<< 前へ【第360回『心の視野の拡大が感謝・尊重・愛の心の幸福をもたらす』(2018年3月4日大阪 64min)】

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