聖地巡り
ひかりの輪で行っている日本の聖地巡りのご案内です。

2011年7月 山形・出羽三山聖地巡礼

【参加者の感想】人生の節目に登る習わしの山(仙台在住50代男性)

我が家の玄関には、八角柱の杖があります。
父が平成15年に出羽三山詣りに行った際に、買って来たものです。

当時、私はたいへん経済的に苦しんでいました。
しかし、出羽三山詣りに父が出掛けることを聞き、僅かなお金を渡しました。
そのお金で買った杖なのだそうです。
父は、19年までに10年続けて月山に登りました。
はじめての時は、夜中に出発し、日の出を見たそうです。
その日は曇っていたのに、僅かに2、3分でしたが太陽が顔を出したとかで「思わず手を合わせた」と言っています。

 

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人生の節目にこの山を登るのが、私の地域では習慣になっています。
母は、私が高校に合格した年に、嬉しくて登ったと言います。

じつは私がひかりの輪の活動に参加することを、両親はあまりよく思っていないようなのですが、今回だけは、むしろ喜んで送り出してくれました。
出羽三山で、「おじいちゃんやおばあちゃん、むすめが、まっているから」と。

私は父の杖を借りて参加しました。
プチ山伏になって、最初に羽黒山を登りました。

 

3月11日、大震災がありました。
わたしの従事している警備の仕事は、緊急工事と治安悪化による見張りや巡回、さらには高速道路無料措置によるインターチェンジの混雑緩和と忙しい状態となりました。
長時間の拘束の仕事や、土日関係なく働き、体調は日に日に悪化していました。
7月25日、インターチェンジの混雑緩和の仕事をしていましたが、倒れることを覚悟するほどに悪化していました。

その時あるアイディアが浮かびました。
「高速道路利用者を、観音菩薩と観想する」というものでした。
やってみると不思議と楽になりました。
「何でこんな事を思いつけたのか」と思ったらヴァジラサットヴァという仏のことが頭をよぎりました。
ヴァジラサットヴァは懺悔の修行を行うときに観想する仏で、その詞章は好きでよく唱えていました。
とはいえ、観音菩薩との繋がりがよくわかりませんでした。

  山伏姿となり、「三語拝詞」なるものと出会いました。
その最初は、『諸々の罪けがれ払いみそぎて清々し』というものでした。
ここにヴァジラサットヴァを感じました。
そして羽黒山は、廃仏毀釈以前は観音菩薩を祀っていたと聞き、あの苦しみの経験も加護であったのかと感じました。

 

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羽黒山・湯殿山には、数年以上前に仙台支部の友人と一緒に一度来たことがありました。
そのときは羽黒山で、三神合祭殿の神聖な空気に魅せられました。
しかし、今回は代表と来なければ寄りもしなかったであろう、神聖な場所・空間で、三語拝詞・般若波羅蜜多心経等を唱える経験をし、縁を格段に深くしたことを感じました。
とはいえ、鏡池の神聖さを感じることはできませんでした。
ほかの方々の凄い体験を聞くにつけ、私の慢の大きさを感じています。

 

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これらのことに対する、神仏からの祝福だったのでしょうか、湯殿山で虹をみました。
虹をみて喜んでいる人の裏で、雨にうたれて困っている人もいることを思うと、やはり喜びと苦しみは一体と知る機会にもなりました。


二日目の月山は、「羽黒山に比べたらなだらかで天国」とはスタッフの話でした。
登っている他のグループの話を小耳に挟んだら、「富士山登ったことのある友人を月山に誘ったら、最初は付いてきたのに、次の年誘ったら『富士山よりきついから』って断られたよ」
 
行けども行けども、歩きにくい道が続きます。
それでも小休止で見ことのできる周りの風景は素晴らしく、また案内してくださった山伏の先達の方の話は参考になるものでした。
こんなに美しい中でも、歩き始めると見えなくなる、なんか自分の人生にかさなるものを感じたりもしました。

 

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この道を、父や母も歩いたか、と思っていたら、三語拝詞などが聞こえてきました。
最初、三語拝詞等は聞き慣れない言葉で、小学校低学年以来のつっかかりながらの読み方でした。
いまだに進歩を感じないものです。
多くの人の敬虔な祈りを感じました。

9合目を過ぎてだと思います。
鳥海山が美しく見えました。
現地の山伏の方によると、月山・湯殿山・鳥海山で出羽三山と呼ぶこともあるとのことでした。
鳥海山は薬師如来を祀っているとのことでした。
そこで、鳥海山に向かって、私が傷つけてしまった人達の心を癒やして下さるよう、薬師如来の真言をしばし唱えさせていただきました。

 

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私の修行として、ヴァジラサットヴァの懺悔の真言の次は、薬師如来の真言を唱えていこうと思っていたのですが、ここで鳥海山の薬師如来に出会えたのですから、しっかりやらないとと決意を新たにしました。

月山を降りて、山が、わたしの潜在意識を引っ張り出してくれたんだと、ありがたく感じました。
一人だったら見過ごしたことも、現地の山伏の方や上祐代表などの方々と一緒だったおかげで気付けたことがあったことも、私にとって大きな収穫でした。

 

 

 

(2011年7月30日、31日  参加)

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