NEWS
「ひかりの輪」に関する最新ニュースをお届けします。

2014年02月

  • 元オウム平田被告の公判に際して (2014年02月04日)

                                                                            2014年1月14日
                                                                              ひ か り の 輪

      1月16日から始まる元オウム真理教幹部・平田信被告の公判を通じて、同被告や関係者が真実を語ることによって、一連のオウム事件の解明がいっそう進むことを、当団体は強く願っております。

       また、平田被告が開始している被害者への賠償についても、さらに進むことを期待しております。

     ※なお、当団体でも、オウム事件の解明と総括に寄与するために、複数の総括書籍の出版や、総括内容のサイト上での公表に努めてまいりました。
      また、微力ながら、被害者の皆様への賠償にも努めてまいりました。
      その詳細や当団体の現状につきましては、以下のページをご参照下さい。

    >>著作一覧(上祐史浩)

    >>著作一覧(スタッフ)

    >>上記著作への書評

    >>オウムの教訓――オウム時代の反省・総括の概要

    >>事件被害者への謝罪・賠償

    >>ひかりの輪とアレフの大きな違い

    ・>>最近の公安調査庁の、ひかりの輪に関する見解の誤り


  • 公安調査庁の見解の誤り (2014年02月04日)

     先日、公安調査庁は、平成26年版の『内外情勢の回顧と展望』を発表し、非常に残念なことに、「ひかりの輪を「観察処分を免れるため欺まん的体質を維持する(オウム真理教の)上祐派」と決めつけ、「麻原色の払拭を標榜するも,麻原の影響下にある実態に変化なし」と主張しました。

     具体的には、「同派は,麻原がその化身とするシヴァ神と大黒天を同列に位置付け,大黒天を崇拝対象として,ひそかに麻原及びオウム真理教の信仰を継続してきたところ,平成24年に続き,大黒天を施設の祭壇に掲げ,セミナー(1月,5月,8月)では,上祐が,麻原の行っていたイニシエーション(秘儀伝授)と同種の宗教儀式を実施するなど,依然として麻原の影響下にある実態に変化はなかった。また,事件被害者への賠償についても,組織内では「法的に賠償責任はない」などとの説明を行った。」としています。

     しかしながら、これらの主張は、事実に反するか、事実を歪曲したものと言わざるを得ず、非常に残念ことです。

     第一に、シヴァ神や大黑天の件に関しては、

    (1)ひかりの輪は、仏教・ヒンズー・道教などの東洋思想は学びますが、特定の神・教祖を絶対視することはなく、理性を重視し、盲信をさけ、心理学なども会わせ学んでおり、宗教ではなく、東西の思想哲学の学習団体です。

     よって、その学習の中で、日本の民間信仰としても広がっている大黒様(=大黑天)も扱っておりますが、他の多くの神仏も同様に扱っており(祭壇等に飾る仏像や仏画も多様です)、そのいずれをも絶対視したり、崇拝対象とはしておりません。

    (2)ましてや、大黑天とシヴァ神と同列に位置づけてはおらず、その逆にむしろ、伝統仏教の思想の中で、仏教の神である大黑天は、ヒンズー教の神であるシヴァ神が、反省・改心し、昇華されて、(ヒンズー教とライバル関係にあった)仏教の護法神として生まれ変わったものであるという考え方があるので、オウムの麻原・シヴァ信仰を反省・改心・昇華した結果として生まれたひかりの輪にとって、よい見本・象徴となる尊格という話をすることがあります。

     第二に、「上祐が,麻原の行っていたイニシエーション(秘儀伝授)と同種の宗教儀式を実施」したという主張については、

    (1)現在のひかりの輪には、イニシエーションという名前がつく儀式は実在しません。なお、仏教的な儀式や瞑想の学習・実践を行うことがありますが、その儀式の(一部)が、「麻原と同種の儀式」だというのは、公安調査庁の解釈であって、麻原と同じ儀式を行ったことは一切ありません。

     この「同種の儀式」という表現は、安易に用いられれば、非常に危険のもので、例えば、同じ仏教系の儀式や瞑想であるだけで、同種の儀式と表現が可能です。そして、こうした危険な拡大解釈は、これまでの公安調査庁の主張には多々見られるのは非常に残念に思います。

    (2)なお、仏教的な儀式や瞑想の学習・実践は、上祐だけでなく、複数の指導員が協力して行われます。そして、上祐を含めた団体の指導員を(麻原のように)絶対視することは一切ありません。

     第三に、事件被害者への賠償の「法的責任はないなどとの説明を行った」という主張については、

    (1)ひかりの輪は、「法的に賠償責任はない」などとの説明を行ったことは一切ありません。ひかりの輪は、正式に賠償契約を締結し、その賠償契約をHPなどでも開示し、上祐などの書籍でも明言しており、それに基づいて、団体のスタッフ・会員に繰り返し賠償への協力を求め、また、書籍の印税収入も、全て賠償に使われるように出版社と契約しています。

    (2)なお、仮に「賠償責任はない」というような言葉があったとすれば、団体が自らの意志で2009年に被害者団体と契約した民事上の契約によって賠償責任が生じているのであって、その契約がない場合は、事件の賠償の法的な責任は、宗教法人オウム真理教のみにあり、ひかりの輪にはないという客観的な事実をそのままに述べたことが、曲解されているのかもしれません。

    仮に自主的な契約なしに、法的な賠償責任があるとするならば、自主的な契約を結ぶ必要がありません。
     なお、自主的な契約がなければ、アレフにさえ法的な賠償責任はありませんが、上祐がまだアレフにいた2000年に、アレフは賠償契約を結んでいます。
     
     なお、こうして、公安調査庁の誤解は続いていますが、ひかりの輪が、オウム(現アレフ)の信仰を脱皮し、アレフとは大きく違っていることは、オウム問題に詳しいジャーナリスト、弁護士、宗教学者、心理学者の一部には、理解され始めています。

    まず、田原総一郎氏(オウム問題に詳しい著名なジャーナリスト)は、上祐と対談し(文化放送「田原総一朗 オフレコ!スペシャル」)、その後のラジオ番組で以下のように述べられました。

    ----------------------------------------------------------
    「(「ひかりの輪」は)宗教じゃない...
    麻原彰晃をいまでも信仰してるアレフの会...は宗教です...

    オウム、麻原を全面的に批判する「ひかりの輪」という、
    これは宗教じゃないんですよ。
    麻原を批判し、オウムを批判し、人間とはいかに生きるべきか(を考えている)。
    どっちかというと哲学に近いのね。ひかりの輪っていうのは。

    (司会:上祐さんは...宗教から抜け出て、そういう集団を作っている
    ...その怖さを身をもって知っているからですかね。)
    よーく知ってる。そこのところを上祐さんに聞いたわけ。」
    (対談後のインタビュー動画2013.06.21放送
    「田原総一朗のタブーに挑戦! アベノミクスは成功するのか?」より)
    ------------------------------------------------------

    その後、上祐代表との対談書籍(『危険な宗教の見分け方』ポプラ社)を発刊され、発刊後、以下の発言をされています。

    ------------------------------------------------------
    「地下鉄サリン事件のような無茶苦茶な犯罪を犯した
    オウムから抜け出すのに、なぜ7年もかかったのか。
    その苦労と悩みと努力がとてもリアリティーがある。
    (2013年12月13日 田原総一郎氏twitter)
    -----------------------------------------------------

    オウム時代に対する上祐代表の反省本『オウム事件 17年目の告白』(扶桑社)を検証した有田芳生氏(ジャーナリスト・参議院議員)は、以下のように、上祐代表に大きな変化を感じたと述べています。
    ---------------------------------------------------
    「僕は読んだ(『オウム事件17年目の告白』のこと)上で
    来ているんで、この17年間ここまで変わったか、
    っていう印象がものすごく強いんですよ。(中略)
     自分の父親とか母親のことについてですね、
    彼が普通なら語らないようなことまで書いているんですよ。
    その心境の変化っていうのは、やはり変化として認めておかなければいけない、
    というふう思うんですよね。(中略)

    (そこまで言って委員会「辛坊たまらん」(読売テレビ)での発言より)
    ------------------------------------------------

    『オウム事件 17年目の告白』の検証対談では、以下の発言をされました。
    ------------------------------------------------
    「ぜひ上祐氏と話をしてみたいと思ったんです。
    オウム真理教が起こした数々の事件についてだけではなくて、
    上祐さんのご両親の話が書かれていたからです。
    ...自分と両親の話に行き着いたのだとしたら、
      オウムばかりでなく、現代社会におけるカルトの問題、
     若者の内面に潜む根源の問題にまでたどり着いたはずだ
     と思えたんです。(中略)
       本書を読み、今日のお話も聞いて、上祐さんや周りの人たちが
    大きく脱皮しつつあることはわかりました。
    (『オウム事件 17年目の告白』の「検証対談」より)
    --------------------------------------------------

    またツィッターでは以下の発言をされています。
    --------------------------------------------------
    「地下鉄サリン事件などを「内部」からどうみていたか。
    はじめて知ることばかりでした。
    カルト対策としても意味ある告白だと思います。」
    (有田芳生氏twitterより)
    ---------------------------------------------------

    有田氏と同様にオウム問題で著名な江川紹子氏も、ツィッターで、上祐代表の過去のオウム時代の行為の責任の重さを指摘する一方で、次のように述べています。
    ---------------------------------------------------
    「現時点の問題という点では、だんまりを決め込み、
    事件への反省のないまま麻原信仰を続け、
    被害者への賠償も放り出して施設を拡充し、
    詐欺的勧誘を続けているアレフの存在の方が、
    (ひかりの輪よりも)遙かに問題は大きいのではないか。

    (アレフの)荒木広報の悩んでるふり、考えてるふりに
    ごまかされてはならない。」
    (2012年6月17日)
    ---------------------------------------------------

    また、カルトやオウム問題に詳しい紀藤正樹弁護士は、『サンデー毎日』(2012年7月1日号)誌上で次のように述べています。
    ---------------------------------------------------
    「ひかりの輪はアレフから追い出された少数派であり、
    教団というよりサークルに近い。
    サリン事件のようなことをやれば、団体として大変なことになる
    と分かっていた幹部連中が追い出された。
    サリン事件を体験していない人たちが幹部となったアレフには、
    『事件には何かしらの意味があった』と思っているような信者が残りました。
    アレフ信者の、麻原彰晃に対する信仰の度合いは、
    95年以前と同じで、むしろ個人崇拝、帰依度は高まっている。
    昔との違いは、サリンを作るような施設がない点だけです...
    今もアレフが勢力を拡大している事実を深刻に受け止めないといけません。」
    --------------------------------------------------

    さらに、オウム真理教を研究し、著作もある宗教学者の大田俊寛氏は、月刊誌『atプラス13号』(太田出版)誌上で、上祐と対談した後、次のように述べています。
    ---------------------------------------------------
    「上祐氏は、元オウム幹部としてはほぼ唯一教団に残り続け、
    分派という形にはなったものの、
    麻原信仰からの脱却の必要性を主唱し、
    オウムとは何だったのかという問いに真摯に向き合い、
    被害者への賠償に積極的に取り組むことを明言している。

    また、明確な方向性を見出せないまま
    麻原信仰に回帰しようとしているAlephの現状について、
    いくつもの重要な警告を発している。(中略)
    上祐氏は現在、その立場ゆえに批判や非難を受けることも多いが、
    それはすなわち、氏がオウム事件の責任に応答する主体として、
    誰よりも正面に立ち続けているということを意味するものだろう。
    私は少なくともこうした点において、現在の上祐氏を評価したいと考える。」
    ---------------------------------------------------

    認知心理学者の下條信輔氏(カリフォルニア工科大学生物学部教授)も、上祐代表の著作に言及し、
    --------------------------------------------------
    「オウム事件関係の類書の中で
    「もっともよく整理され」「もっとも深く突き詰めている」
    と評価が高い。...何と言っても麻原と若い信者たちの心理を、
    内側から分析したのが出色だ。
    ...かねてから抱えていた謎を解く、 大きなヒントを本書から与えられた。...」
    --------------------------------------------------
    と述べています(朝日新聞「WEBRONZA」にて)。

    思想家の鈴木邦男氏も、以下の発言をされ、その後、上祐との対談本『終わらないオウム』(鹿砦社)を出版されました。
    -------------------------------------------------
    「元オウム真理教幹部の上祐史浩さんに会った。
    『オウム事件 17年目の告白』は力作だ。
    ...麻原との訣別...などについて、実に真摯に語っている。
    ...貴重な本です。じっくり読みました。感動しました。」
    (同氏サイトにて)
    -------------------------------------------------

    ロフトグループ社長の平野悠氏は、『危険な宗教の見分け方』について、
    以下の発言をされています。
    -------------------------------------------------
    「さて上裕~ひかりの輪はこれからどこへ向かって行くのか、
    全く新たな「輪の思想」を構築出来るのか興味はある。
    私自身も上裕さんとは数度対談し、
    ひかりの輪主催の「聖地巡礼」にも参加したことがあるので、
    今の上裕さんの「立ち位置」は信用していいと思っている。」
    (ブログ「Rooftop」レビュー2013年)
    -------------------------------------------------

     なお、今現在のひかりの輪の実際をより詳しくご理解いただくためには、いかの資料もご覧いただければ幸いです。

    >>著作一覧(上祐史浩)

    >>著作一覧(スタッフ)

    >>上記著作への書評

    >>オウムの教訓――オウム時代の反省・総括の概要

    >>事件被害者への謝罪・賠償

    >>ひかりの輪とアレフの大きな違い

    ・>>最近の公安調査庁の、ひかりの輪に関する見解の誤り