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社会的取り組み

公安調査庁(国)に対する名誉毀損訴訟の提起について
(2014年11月07日)

 当団体は、本日(2014年11月7日)、以下の趣旨で、公安調査庁(国)に対する名誉毀損訴訟を提起したので、お知らせいたします。

第1,提訴の概要

 提訴の概要は以下のとおりです。

1,当事者   

(1)原告:ひかりの輪
(2)被告:国

2,請求の趣旨

(1)損害賠償(国家賠償)として金3円の支払い(+遅延損害金)
(2)読売新聞紙上への謝罪広告の掲載
を求める。

3,請求の理由

  次の3件の行為が、当団体への名誉毀損に当たり、不法行為を構成するため。

(1)平成23年11月28日の観察処分更新請求手続において、公安調査庁が、当団体の「出家構成員」が平成21年5月に「サリン事件ですら正しいというふうに、長い目で見たら正しいことっていうのはあるのかもしれないですから。」と供述しサリン事件を正当化したと調査書(※①)に記載し、公安審査委員会に提出した行為。
  公安審査委員会は上記の通り認定し、報道機関に発表、読売新聞がその旨を報道した。
  しかし、同構成員の供述の全部を隠し撮りしテープ起こしして記載した、別の調査書(※②)を当団体が閲覧チェックしたところ、同構成員自身がサリン事件を正当化しているものではなく、殺人を肯定する教義を持つオウム真理教(または、その後継団体であるアレフ)の信者がサリン事件を正当化している事実を同構成員が指摘して批判している供述であることがわかった。
  すなわち、公安調査庁は、同構成員による供述の原意を大きく歪曲して調査書(※①)に記載したものである。
  なお、同構成員の氏名は、公安調査庁によって伏せられているので、本人に供述内容の確認をすることができない。同構成員の「実在」すら疑われる状況である。
 〈この事案の詳細は、こちらの記事をご参照のこと〉

(2)上記観察処分更新請求手続において、公安調査庁が、当団体の中心的構成員が平成22年8月と11月に麻原をグル(霊的指導者)と見て帰依している旨の供述をしたと調査書(※①)に記載し、公安審査委員会に提出した行為。
  公安審査委員会は上記の通り認定し、報道機関に発表した。
しかし、上記構成員の供述の全部を隠し撮りしテープ起こしして記載した、別の調査書(※②)を当団体が閲覧チェックしたところ、上記供述は同構成員のオウム真理教時代の認識を語ったものにすぎず、現在は過去を反省して麻原を明確に否定する供述をしていることがわかった。
  すなわち、公安調査庁は、同構成員による供述の原意を大きく歪曲して調査書(※①)に記載したものである。
  なお、上記構成員の氏名は判明しており、本人も供述が大きく歪曲されている旨を指摘している。

(3)本年10月15日、当団体が報道各社を全国各施設に招いて団体の現状等の説明を行ったところ、同日、公安調査庁が、フジテレビの取材に応え、「少なくとも、ことしの初め、すなわち春先までは、麻原と同一視される仏画が、ひかりの輪の祭壇に掲示されているのを確認しています。幹部信徒から末端の信徒まで、麻原への帰依心を、いまだ保持しているとみています」と発表した行為。
  この発表内容が、同日から翌日にかけて、フジテレビによって報道された。
  しかし、当団体では「麻原と同一視される仏画」などは掲示したことがなく、「幹部信徒から末端の信徒まで、麻原への帰依心を、いまだ保持している」という事実も全く存しない。

  以上、1件の不法行為につき1円ずつ(3件で計3円)の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めるもの。

第2,公安調査庁の証拠の問題点

 前記(1)(2)の観察処分更新手続における公安調査庁の証拠の構造についてご説明し、その問題点を述べさせていただきます。

1,公安調査庁の証拠の構造
   
  公安調査庁が提出してくる証拠の全体は、百科事典なみに膨大なものですが、大別すれば次の2種類になります。

① 証拠全体を要約した文書(調査書)。分量は5~6㎝ほどの厚さのもので1冊。
② 上記①の記載を裏付ける文書(調査書)。分量は百科事典なみで計20冊前後。

  このうち、団体側に写し(コピー)が交付されるのは①のみです(その写しも手続後には返還・破棄しなければなりません)。
  ①の記載の裏付けを確認するためには②を参照しなければなりませんが、それは公安調査庁に行って閲覧と筆写が許されるのみです。コピー、写真撮影は一切許されず、閲覧時間も1日数時間程度で数日認められるだけです。閲覧人数も同時に2人程度に制限されます。
  このような極めて制限された条件下で②の閲覧チェックを行わなければ、①の記載内容の真偽を確認することができないのです。図示すれば以下のとおりです。

  これまでの手続の結果からして、公安審査委員会は、実質的に①しか見ていないように思われます。
  当団体が②を閲覧チェックして①の記載内容の歪曲を指摘しても、審査期間が法定のとおりわずか30日前後しかない上、書面審査のみで、発言者を呼び出して相互に発言の真偽を尋問する等の裁判所のような対審構造になっておらず、真実の究明が出来るシステムになっていないため、①の記載内容がそのまま認定されてしまう傾向にあります。しかも、完全非公開なので、第三者のチェックが全く働きません。
  このように、ごく短期間のうちに、完全非公開の書面証拠のみを使って、完全非公開の手続の中で審査が進められていくという構造が、本件のような公安調査庁による証拠の歪曲を生んでしまう土壌になっていると考えられます。

2,証拠の問題点

  また、本件のケースは、当団体会員の供述の原資料が、その供述を隠し撮りし、テープ起こししたものでしたが、これはまれなケースです。大部分の証拠には、上記以外に、以下のような問題点があります。
  
(1)供述者本人の署名がない伝聞を重ねた証拠
  公安調査庁が提出する証拠の大部分は、当団体会員等からこのような話を聞いたという内容を公安調査官がまとめて書いた調査書で、供述者本人がその内容を確認したものでないことはむろん、本人の署名捺印等も一切ないものです。つまり、公安調査官による勝手な作文によって、供述者の話を立証するというものであり、通常の裁判では証拠にできないような伝聞を重ねた証拠ばかりです。
  
(2)供述者の氏名が伏せられた証拠
  その上、供述者本人の氏名は、証拠の上では伏せられているケースが大部分です。ただでさえ、公安調査官が書き取って本人の確認をとっていないものであるのに、さらに供述者本人がわからないのですから、その供述の真偽を確認することなど到底できず、公正な審議の証拠になりうるものではありません。

(3)供述者に金品を提供して作成した証拠
  さらに、こうした証拠の作成にあたって、調査対象である当団体会員等に、公安調査官が多額の金品を提供したり、提供をほのめかしたりすることによって、金品で誘惑しているケースが多々確認されています。このようなケースは、証拠の任意性や信用性を疑わせるものであり、過去の判例からしても違法性が認定されるべきものです。
  その具体的事例は、末尾の資料(公安調査官による会員等への金品提供の事例とその問題点)にてご説明いたします。

第3,公安審査委員会への申入れ

 以上のように、観察処分更新手続においては、歪曲された証拠、伝聞を重ねた証拠、金品で買われた証拠が、密室の審議の中で、まかり通る状況となってきました。
 このような証拠が、裁判所などの第三者によるチェックを受け、公正な手続が行われていくことを期待して本件訴訟に及んだものですが、当団体は、公安審査委員会に対しても、証拠の資格や内容を厳格に判断して、社会の批判に耐えうる公正な審議を行われるよう、近日中に申し入れを行う予定です。

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    公安調査官による会員等への金品提供の事例とその問題点


1,公安調査官から金品を受け取った、または金品提供の申し出があったと報告した会員等の事例

 公安調査庁には、以下の事例を10月31日までに報告し、内部調査・事実確認を求めましたが、今までに返答はありません。昨日の公安調査庁による当団体東京本部教室への立入検査の際にも、担当官に問い合わせましたが、同様に返答はありませんでした。

 ※凡例
  ①金品提供を受けた会員等
  ②金品提供をしていた公安調査官
  ③面会していた時期
  ④面会していた場所
  ⑤提供を受けた金品
  ⑥ 特記すべき公安調査官の言動

(事例1)

①Sさん。東海地方の男性一般会員。
②東海地方の50代男性の調査官→同じ地区の30代の調査官
③2006年夏~2009年夏。月1回。
④居酒屋、小料理屋。
⑤1回6000~7000円の飲食代(最後の方は1000円前後)
  1回10000~20000円の現金(合計約40万円)。
⑥50代の調査官は、「会ってさえくれれば、自分(調査官)が適当に書類を書くからいいよ」
 「情報は集めないで酒飲んでお金を遣っていることを上司からうるさく言われる」
 「ひかりの輪のことはどうでもいいんだけど、上から言われるから」と話していた。

(事例2)

①Oさん。九州の男性一般会員。
②九州のA調査官。
③2010年春~2012年。3カ月に2度程度。
④自宅、ファミレス。
⑤毎回の食事代、ビール券などの商品券か現金で1回につき5000円~10000円。
 2年間で計約12万円。

(事例3)

①九州の女性の非会員(入会していないが活動に参加)
②九州のK調査官、H調査官、A調査官
③1997年~2006年。年に4~5回。
④自宅
⑤新品ノートパソコン・学習セット(子供に)、金券(クオカード)10000円、映画DVD。
 毎回高級菓子、
⑥H調査官は、Iさんが言ってもいないこと(ひかりの輪は「麻原隠し」をしている等)を言ったという、事実に反する内容の「調査書」を作成して公安審査委員会に提出した。Iさんは抗議したが、H調査官は、抗議に対して、押し黙ったままで反論できなかった。Iさんは、この事実を陳述書にまとめて、公安審査委員会に提出した。

(事例4)

①Yさん。九州の女性専従会員。
②一般人を偽装した公安調査官(後に偽装を告白)
③2007年12月~2011年10月
④飲食店等
⑤団体に関心がある一般人として合計83万5500円を寄付した。
⑥一般人を装ってYさんを誘導して聞いた話を録音し、その録音内容をさらに歪曲した調査書が公安審査委員会に提出された。その後、自分が公安調査官であることを告白した。

①同上。
②九州のA調査官。
③2011年夏
④寿司屋
⑤飲食代や金銭。
⑥「良い情報をくれるなら40万でも50万でも出すと上司が言っている。」と誘惑。その後、当時を振り返って、あの時は「観察処分の更新請求があるので頭を下げました」と言った。

(事例5)

①Mさん。東京都内の男性一般会員。
②ひかりの輪東京本部前で監視をしている調査官。
③2010年頃~現在。月1回。
④ファミレス、居酒屋
⑤1回4000円程度の飲食代。

(事例6)

①東京都内の元男性一般会員(最近脱会)
②ひかりの輪の東京本部前で監視をしている調査官
⑤⑥「上祐代表の情報をくれれば10~20万あげる」との発言あり。

(事例7)

①中部地方の男性一般会員
②中部地方の20代の男性調査官
③ごく最近2回会ったばかり
④飲食店
⑤飲食代と5000円

(事例8)

①関西地方の男性一般会員
②関西地方の男性調査官
⑥調査官から、講話会の参加者の個人情報の提供(漏えい)、と無許可で講話を録音して提供することを依頼されて、実行した。

 その他、詳細な情報は未収集ですが、以下のような事例が報告されており、その詳細を現在調査中です。

・東北地方の男性一般会員2名が金品を受けとっていた。
・九州地方の男性一般会員が金品を受け取り、講話会参加者の個人情報を漏えいしていた。


2,公安調査庁の金品提供の問題

(1)判例が許容した金額の範囲を遥かに超えた違法な調査である

  過去の判例(名古屋高裁金沢支部・昭和35年2月23日)が容認した金品提供の範囲をはるかに超えています。同判例は、当時の貨幣価値で数百円から千円前後。当団体で発覚した事例の中には、その数十倍・百倍のケースもある。

(2)数十万円の大金で誘惑し、いわば証言を買おうとする事例がある

  上記判決の趣旨は、「金品の誘惑を以て、其の(調査対象者の)意思の自由を失わしめたもの」は許容されないとしており、これに基づけば、多額の金品で、調査対象者の意思を歪めることは認められない。

(3)金品提供が、一部の現場調査官の調査報告を歪める可能性がある

  上記事例の一部は、金品を提供しているのに、有用な証拠・情報を集められないと上司に無駄遣いと批判されるために、虚偽の内容の報告書を作る調査官がいる可能性を示している。
 
(4)公安調査庁は、会員等に渡す金品が当団体に流れることに何ら対策を講じていない

  上記の事例の中では、当団体に流さず、個人で消費するように求めた調査官は一人もいなかった。当団体を悪いと思っていないと言う調査官もおり、会員は団体に寄付してはいけないとは感じない。

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