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社会的取り組み

地下鉄サリン事件から23年目を迎えて
(2018年03月20日)

                      2018年3月20日
                      ひかりの輪元オウム信者一同

 本日で地下鉄サリン事件から23年目を迎えるにあたり、ひかりの輪会員のうち事件当時オウム信者だった私たち一同は、事件で犠牲になられた13名の皆様のご冥福をお祈りするとともに、心身に傷を負われた多くの方々が1日も早く癒されるよう祈念し、当時のオウム教団に関わった者として、あらためて皆様に深くお詫び申し上げます。

 本年は、オウム事件に関して大きな節目の年になることが予想されます。
 オウム裁判が本年1月で全て終結したことに続いて、先週には、麻原をはじめとするオウム事件の死刑確定囚らが全国の刑事施設に分散移送され、死刑執行が間近に迫っているといわれています。麻原への死刑執行は、事件再発防止のための確実な措置になるものと考えておりますが、たとえ執行がなされたとしても、被害者の皆様の傷が完全に癒されるものではないことも、また事実といわざるをえません。それは、被害者の皆様が、なぜあのような事件が起きたかを解明するために、死刑囚への面会を法務大臣に要請するなどの活動に一貫して取り組まれていることからも明らかだと思います。
 
 私たちは、被害者の皆様に多大な苦しみを与えてしまったオウム教団を、かつて物心両面で支えていたのであり、一つ間違えれば死刑囚らと同じ罪を犯す恐れがあったという意味では、死刑囚らと共に、反省と償いを深めていかなければならない立場にあると考えております。

 そのためにも、被害者の皆様が解明しようとされてきた、事件に至るオウム信者の心情や、その根拠となった思想・教義にまで立ち返ってオウムの総括を進めて、公表してまいります。また、麻原の実態を知らない若者がその教えを信じてアレフ(Aleph)に入会してしまうといった過ちが繰り返されないようにするための多方面の取り組みを行うことも、私たちのなさなければならない償いであると思っております。

 そして、3カ月ごとの慰霊行事等にとどまらず、あらゆる機会を通じて事件のことを想起し、胸に刻み続け、微力ながら被害者賠償契約に基づく賠償金のお支払いに努めさせていただくことも、私たちの責務であることは申し上げるまでもありません。

 このような当団体の取り組みは、昨年(2017年)9月の東京地方裁判所による当団体に対する観察処分の取消判決や、複数の著名な宗教学者による当団体への評価などのように、徐々にご理解をいただきつつあるとは思いますが、今後もより一層の努力を深め続けていくことをお誓いするとともに、事件で被害を受けられたすべての皆様に、あらためて心からお詫び申し上げます。

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