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第46回心理学講義 『感情にどう対処するか 不安・不機嫌・悲しみ・寂しさ編』

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感情は、感情とは、何が起きているかということを知らせてくれるサインです。今回の講義では、感情にとらわれ翻弄されないために、どう感情に対処していくかについてです。

今回の講義は、1970~80年にアメリカで開発された対人関係療法を背景にしている内容です。対人関係療法は新フロイト派の対人関係学派の理論をもとに作られました。今回の講義では、対人関係療法そのものには言及していません。対人関係療法は、重症うつの療法ですが、今回は特に病んでいる人ということではなく、普通の人が生活において経験する感情の問題にどのように対処したらいいかという内容です。

1.不安

不安は、物事がうまくいくだろうか、危険ではないかと感じ、うまく行うため、安全を得るための行動をとるように促すものです。

不安の元々の役割を全うして、改善や対策をすればそれでいいのですが、そうではなく、不安という感情にとらわれてしまい、冷静でなくなり、イライラや怒りを生じさせたりすることは自分にとって、マイナスであり苦しいことでもあります。

そこで、不安のサインをうまく受け取り、対処できるようにする必要があります。

(1)不安への対処

①不安は自分のために何かを教えてくれているものであるということを認識する。
不安はいけないものではない。必要なものであるという理解をする。

②不安を少し鎮める
身体を動かす。ストレッチ、ヨガ、ウォーキングなどを行う。
呼吸法を行う。複式呼吸などゆったりとした呼吸を行う。

③不安を感じる状況を客観的に見る
対処して解決できる不安か、できない不安(=感じるしかない不安)か見極める。

④対処できる不安なら対処法を考える
改善策が必要なら改善策を立てる。
初めて行く場所、行うなど未知なものには不安を抱くので、できるだけ情報を集め既知にすることで不安を少なくする。100%既知にはできないだろうから、未知の部分の不安は残るが、未知の部分が減った分だけ不安も減る。

⑤対処法がない不安
上記の未知の不安など「不安を感じて当然」という認識を持ち、不安に過剰にとらわれ悪者・嫌なものにしない。そうすることで、不安は弱まり受け入れやすくなる。

※うつなどや不安障害などのような漠然とした不安などという場合は、専門家に相談することが必要です。

また、人に話すことで緩和される。人に話すことで、このくらいの不安は当然のことだとか、
共感してもらうことなどで、不安に耐えやすくなります。ただ、話す相手は選ぶ必要があります。心がもともと不安定な人、感情的な人に話すと感情が増幅してしまう恐れがありますから、ッ心が安定して信頼できる人にします。

⑥うまくやりたいと思い過ぎない。
うまくやりたいという気持ちが強すぎると、失敗したらどうしようという不安も強まるので、過剰に思いすぎないようにする。「人事を尽くして天命を待つ」の精神で臨む。


(2)不安は他の感情に化ける

不安があると心は落ち着いて安定していませんからイライラや怒りが生じやすくなります。自分に不安があることに気づかないでイライラしていたり、怒りを発したりしていることもあります。自分のイライラの裏に不安があることを自覚する必要があります。そのためには、心を落ち着かせる呼吸法などを行い、心を見つめることです。

 

 

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