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私と一般の方々との意見交換の中から、Q&A方式にしてご紹介します

Q&A 職場での悩み

不況が続く中、どういう営業をすればいいでしょう?

Q:今営業の仕事をしているんですが、こういう不況が
ずっと続いているために思うように実績が上がらず、落ち込む毎日です。
同じ営業をするなら、明るく希望を持ってやりたいのですが、
何かよい方法を教えてください。
A


まずは精神的な面を考えられたらいいかな、と思います。
物質的な幸福が得られにくい状態は、
その裏で、精神的な利益を得られる可能性が出てくるんです。

日本人全体において、
精神的なものと物質的なものの両方を見ると、
やはり物質的なものにちょっと偏っているかな?
と思うんですね。

で、物質的なものが崩れてくると、
物質的なものを超えた精神的な幸福というのを
意識しやすくなるかな、と思うんです。

現象というのは善悪表裏というのがありまして、
これは仏教の教義なんですけども、
何かの現象は悪い面もあるけど、
絶対悪というのは一つもなくて、
その裏側に先程言った苦しみを喜びにできる
側面もあるんだ、ということです。

精神的な幸福を得るチャンス

(質問者)具体的にどのような精神的な幸福を得ることができるのでしょうか。

(上祐)それは小さな悟りということもできますが、
たとえば、次のようなことに気づくチャンスが出てきます。

アフガニスタンとか、アフリカの人はもっとひどい状態だ。
だから、自分の幸不幸というのは、
今までの自分の観念で生じている。

10万儲けていた人は100万、これで喜ぶけれど、
100万儲けていた人は10万でも苦しい。
しかし、アフガニスタンでは毎日一ドルで生きている。

つまり、自分が今まで経験してきたことと
今の状況を比較したり、
または、周りの人と自分を比較して、
幸不幸を決めているだけだということを
実感を持って悟るチャンスが出てきます。

これは、心の広がりですね。
苦しみを経験する人というのは、
その苦しみの原因を悟る場合があります。

その苦しみの原因というのは簡単にいうと、
自分と他人の区別なんですね。
自分と他人を比べて自分だけを愛する。
だから、近い人と比べて自分が優位であれば、
幸福と思うけど、劣ってくると不幸に思うと。

しかし、ありのままに世界を見ると、
ものすごく多くの人が、
日本人よりはるかに物質的に不幸なんですね。
これに気づかずに周りの人と比べたり、
今までの自分と比べて、心があくせくしている。

そういう真実に少しずつ気づくとしたら、
それは現実の経済的利益が少し減ったとき、なんですね。

好調なときというのは、全然気づかないことがほとんどですね。

日本は高度経済成長でずっと上がり続けてきて、
最初は一ドルだった年間消費所得が、
今では一人あたり四万ドルくらいでしょうか。

そうなってしまってから、ちょっと落ちるとあたふたしてますね。
そのため、失業が増えたら、自殺者まで急増したと。

しかし、世界を見ると、失業なんてあらゆるところにあると。
失業だけではなく、飢餓もある。
日本人も昔そうだった。
しかし、生きていた。

では、なんで今の人が、失業しても食べていけないわけではない
社会の中で、死ななきゃいけないのか。

こういうことに少しずつ気づくチャンスがあります。

だから、あなたの今の苦しみとか憂いとかは、
自分の狭い世界ではなくて
広い世界で考えてみたらどうかなと思いますね。

世の中にもっと苦しんでいる人がいる。
そうしたときに精神的な苦しみは、癒えてくる、和らいでくる。

これを突き詰めると、苦しみが心の持ち方で作られている、
ある意味で幻影のようなものだと感じるようになる。

そして、そうしたことに気づかせてくれたのは、
その物質的な不幸ですね。
だから、それは、必ずしも悪いことではない

とういうふうに考えるようになっていくこともできます。
これが一つです。

心を乱さないように

これだけだと「あきらめろということですか」となるので、
もう一ついきましょう。

二つ目です。
それは、不況を含めた困難を乗り越えるポイントは、
心を乱さないことです。

そのためには、一つ目で言ったように、
どうせ食べていけないわけでも死なねばならないわけでもないし、
死ぬときはどうせあの世に金は持っていけないんだと考えて、
ある意味で開き直ることです。

開き直ると言うより、正確に言うと、
不安で乱れている心を安定させることですね。

心が乱れていると、エネルギーをロスして疲弊し、
また、正確な判断ができなくなります。
それによって苦境を脱するチャンスを見逃してしまいます。

だから、成功する人は、気分転換がうまいとか、
開き直れるとか、楽天的だとか、無駄に悩まない傾向があります。
「果報は寝て待て」と言うでしょう。
あれは真実です。

スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、
追いつめられて、開き直って、心が落ち着いて、
そこから逆転できたという話をよく聞くでしょう。

焦ってばかりで、心が乱れると、
どんどん悪い方向に行って、
普段はしないようなミスまでするものです。

世の中、ピンチをチャンスに変えた人が生き残っていますね。
これは優秀なビジネスコンサルタントの人の体験談も読みましたが、
企業の場合生き残れるかどうかは、
不況のときに、ピンチをチャンスに変えて脱皮できるかどうかだそうです。

不況をチャンスだと考えるというのは、
相当な開き直りがありますよね。

破壊は創造のチャンスなんだと、ピンチの裏にチャンスありだと、
死ぬわけではないんだから、やるだけやってみようと。
そういう人たちが生き残っているわけですね。

よく考えれば、不況というのは、皆が苦しいわけです。
ですから、心を止める修行を普段からしている人は、
皆が心を乱す中で、自分は大きくなるチャンスを得ます。
本当にピンチの裏にチャンスあり、というわけです。

だから、仏教では、「あまりにもとらわれると、得られない」と説きます。
「あまり貪る人は、餓鬼の世界に行くから、
そういう人はむしろお布施をしなさい」と説きます。

そうして常々、とらわれのない心を培う方が、
かえって事業においても成功する道が見つかりやすくなります。

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